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凛として蒼  作者: 蒼井 晴
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日常

「ドアが閉まります。無理せず次の電車をおまちください。」

駅員の大きな声が物語る。


日常の満員電車だ。


僕は幸せなことに、始発駅からの乗車の為いつも座ることができる。


窓から差す陽気に、転た寝をすること1時間32分。


会社のある都内に到着。


「あぁー良く寝れたや。」

大きなあくびをしながら改札を抜けると、喫煙所に一直線。


肩身の狭い喫煙者が、幸せな顔をしながら至福の一服。

世間では禁煙が当たり前になりつつある。

時代の変化は早いものだ。


二・三年前には、当時のドラマの影響で「喫煙者」=「ダンディー」なんて流行り、格好つけながら吸ったもんだ。


それが今や、まるで犯罪者のように端に追い込まれこっそり吸うことになるとは・・・。


「よっ!おはよーさん」

オールバックに色眼鏡、さらには180㎝はある大柄な体が一層迫力を増す。


プカプカ煙草を吹かしながら近づいてくる。

お世辞にも良い人にはみえない。


「おはようございます。今日も暑いですね~。」


「おぉー。ホントだよ!暑くて屁が止まらねぇや。」

周りなど気にもしない大きな声。


「田辺さん、声でかいっ!ハハハ」


「名前で呼ぶなよ~。恥ずかしいだろ!」

顔を真っ赤にしながら照れてる姿が妙に可愛らしい。

なんともお茶目な人である。


田辺 幸彦 48歳。

会社の上司である。


外見とは裏腹に、社内で一番優しく且つユーモア溢れる性格で人気者だ。

正に理想の上司だと思う・・。

ただかなりの屁こきである点が唯一のマイナスだ。


「よしっ!行くかぁ~。」


「はい。」


こうして会社へ出勤するのが、今の日常である。

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