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千年巫女の代理人  作者: 夕暮パセリ
第八章 花咲き、花散る王都タチ
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王都の熱い秋14 シスネロス商館

「少し遅くなったが昼を食べよう」


 見晴らし台での風景を堪能した祐司はパーヴォットに声をかけた。


「屋敷に帰りますか」


 アッカナンが聞く。


「いや、どこか美味しい店を知りませんか」


 祐司の問にアッカナンは少し考え込んでから答えた。


「でしたらマナスラ路に行きましょう。王都でも最も繁華な場所です。高級店からそこそこのものを出す屋台まで何でもあります」


 アッカナンの言うマナスラ路とは正式は、新三道と呼ばれる王都タチを北西から南東に通じている道が、北大通りという最も大きな幹線と交わる辺りの通称である。


 マナスラ路は王都を横切る運河を越えた新市街地にある。


「御者さんも含めていっしょに入れる店がいいです。昼食はおごります」



「ジャギール・ユウジ殿に奢ってもらうなど」


「いいでしょう。あなただってご自分の仕事があるのにわたしにつき合ってくれているのですから何かお礼がしたい。ジャギール・ユウジの言うことは聞けと言われているのでしょう」


「そこまでおっしゃるのなら、ご案内します」


「ともかく馬車を停めることのできる店ですね」


 そう言ったアッカナンは、屋根の一部を持ち上げた。そこから首を出したアッカナンは御者に店の名を告げた。


 十数分ほど馬車で移動すると道に何台も馬車が並んでいる場所に着いた。そこは、馬車が四台ほど並んで進めるほどに広い道だった。祐司は昨夜市門からバーリフェルト男爵家に行ったときに通った道だと気がついた。


「この一角は馬車を停めることが許されています」


 アッカナンはそう言うと先に馬車を降りて御者に何事かを言った。御者は御者台から降りてくると、近寄ってきた男に「馬に水と秣を」と言った。


「馬車は停めることはできますが御者が馬車を離れることはできません。ですから、御者のかわりに御者台に座ることを商売にしている人間がいます。頼めば馬の世話もしてくれます」


 アッカナンはそう解説すると、近寄ってきた男に数枚の銅貨を渡した。祐司は流石に王都は人口も多く、様々な世過ぎの手段があると感心した。


「身も知らない人に馬車を任せて大丈夫ですか」


 そう言うパーヴォットの方が、祐司より気が回る。


「誰もがすぐに出来る商売ではありません。組合があるんです。御者連中は組合の紹介で顔を知っている者にしか馬車を任せません」


 アッカナンが答える。


 祐司が財布から金を出そうとすると、アッカナンは手で祐司を制した。


「ご心配なく。馬車で一日王都を走ると、馬に水を飲ませたり御者の昼飯などがかかります。それは、必要経費ですからバーリフェルト家から出します」


 アッカナンは、馬車を停めた場所から数十メートルほど離れた路地を大きくしたような道に入った。そこがマナスラ路だった。マナスラ路は、かなりの人で賑わっており、両側には商店が並んでいた。



挿絵(By みてみん)




 アッカナンは、マナスラ路を数十メートルほど進むと一軒の店の前で止まった。その店は二階建ての完全な木造の店で、”漁師亭”という看板が掲げてあった。


「ここは個室があります。そこそこの値段で王都料理を出してくれます」


 アッカナンは、店の前にいた呼び込みのような男に声をかけた。男は祐司達を店の二階に案内した。そこは六畳ほどの広さの個室だった。  


「ここの料理の自慢はイギナ湾の恵みをふんだんに使っていることです。王都の人間はイギナ湾の産物は他と較べて雑魚でも三文値打ちが違うと自慢します」


 イギナ湾とは王都があるフィヨルドのことである。フィヨルドといってもかなり幅があり一番幅が広い所で六リーグ(十キロ)、奥行き十八リーグ(三十キロ)の湾である。

 大きさで言えば、琵琶湖の半分、東京湾の五分の一ほどの面積である。また、本来フィヨルドは水深が深いがイギナ湾は横に広がったフィヨルドで岸に近い部分は水深が浅く多くの海棲生物が生息していた。


 王都タチの人間は、江戸っ子が江戸前と言って、目前に広がる海の海産物を好んだように、特にイギナ湾の幸を王都の水で育った魚介類だといってありがたがる。


「生牡蠣だ」


 祐司は最初に大皿に盛られてきたものを見て思わず笑みがもれた。


「ご存知ですか」


 アッカナンが少し驚いたように言った。


「好物です。しかし、失礼なことを言いますが食あたりも恐い。いつ、どこで水揚げしたものでしょう。安心できる牡蠣だと保証されれば少しばかり高くなってもいいです」


 祐司は牡蠣は好物であり、その怖さも知っていた。


「大丈夫です。この店は牡蠣棚を持っていて毎日朝に水揚げしてます。イギナ湾の奥にいくほど牡蠣はあたらなくなります。

 この店の牡蠣棚は湾の一番奥にあります。それが売りの店です。というか元は漁師が始めた店です。だから、”漁師亭”です」


 御者が祐司に太鼓判を押すように言った。


「カキってなんですか?」


 パーヴォットが聞いた。


「海に住んでいる貝だ」


 祐司が最小限の情報だけを言った。


「お嬢さん、貝を生で食べるんだよ。王都の牡蠣は天下一品だ。どんなに金が無くても女房を質に入れてでも牡蠣の季節には王都の人間は必ず食べるんだ」


 御者が勇ましい補足をした。


「で、でも」


 内陸部で育ったパーヴォットに生食の習慣はない。


「見てなさい」


 祐司は大皿の横にあった小さなナイフで器用に牡蠣の身を取りだして食べて見せた。アッカナンと御者も美味そうに食べる。


「さあ、パーヴォットも口に入れてみなさい」


 祐司は牡蠣の身を取りだしてからフォークに突き立ててパーヴォットの手に取らした。


 パーヴォットは恐る恐る牡蠣を口に入れる。


「そうだ。ゆっくり噛んで」


 完全にパーヴォットが牡蠣を口に入れたところで祐司が言った。


「お嬢ちゃん、飲み込んで」


 パーヴォットが二三口噛んだ時に御者が言う。


「どうだった」


 祐司の質問に二三秒おいてからパーヴォットが答えた。


「美味しいです」


 きょとんとした顔つきのパーヴォットを見て祐司以下の男達は大声で笑った。



挿絵(By みてみん)




「旦那さん、ビールも一杯いただいていいかい」


 御者が祐司に言う。


「一杯ならね」


 祐司はそう言いながら、馬車でも飲酒運転になるだろうかと考えた。ただ、リファニアには交通違反という概念もなく、当然ながら交通違反を取り締まる法もない。


 牡蠣の後には、アイナメのような魚をハーブで蒸した料理と、昨夜、フルセ浴場で出た小魚と細く切ったジャガイモを油で揚げたフィッシュアンドチップそっくりの料理が大皿に盛って出て来た。それに、ライ麦のパンがついていた。


 海鮮料理が主体だといっても、流石に牡蠣以外の魚介類を生で食べる習慣はないようだった。


「牡蠣以外に生で食べる料理はありますか」


 祐司は最後の牡蠣を名残惜しそうに食べてから聞いた。


「そうですね。クジラですね。ただし、クジラは捕ろうと思って獲れるモノではありませんし、春先のほんの一時に氷詰めにして王都に運ばれてくる以外には生で食べる機会はありません。普通はクジラは乾燥肉にしたものを調理します」


 アッカナンの説明に、クジラの刺身よりも自分で鮮魚を買って刺身を作ってみようと祐司は思った。



挿絵(By みてみん)




「さて腹も膨らんだ」

 

 久しぶりに海産物の料理を堪能した祐司は満足そうに言った。


「次はどこですか」


「シスネロス商館に行っていただけますか」


 シスネロス商館は運河沿いの新市街地にあった。大使館のように屋根の上にはシスネロス市旗がはためいていた。



挿絵(By みてみん)




「なんとなく懐かしい感じがしますね」


 パーヴォットがシスネロス市旗を見上げながら言った。


「そうだな。わたしもパーヴォットもシスネロス市民だからな」


 祐司もパーヴォットに同調したような口調で答えた。


「シスネロス市民ですか?」


 アッカナンの問に祐司は簡単に返す。


「そうです。”バナジューニの野の戦い”に参加したのでシスネロス市民権をもらいました」


「そうですか。シスネロス市民権をお持ちですか」


 アッカナンは平坦な口調で言う。


 シスネロス市民権を持っている人間を逮捕した場合はシスネロス市に届ける必要があった。これはシスネロス市民権が王命で認められた権利であるためである。それだけでも、シスネロス市民権は他領の為政者にとっては煩わしい。


 このシスネロス市民権を王命で認めてもらうために相応の金が動いているが、その地域の司法権を握っている領主の気紛れや、土地の商人との諍いがあってもシスネロス市民、具体的は商人が逮捕される危険性は著しく低下するので、シスネロス商人はリファニア全土で多少は安心して商売ができる。


「それでは、挨拶に行ってきますのでお待ち下さい」


 祐司はパーヴォットを連れて三階建てのシスネロス商館の中に入って行った。そして、入り口の受付で、シスネロス市民の証明書とシスネロス市長の紹介状を見せた。

 

 すぐさま、祐司達は応接室のような部屋に通された。


 数分ほど待つと、五十年配の郷士風と商人風の服装が混じったような服を着た男がやってきた。


「お待たせしました。わたしは王都タチのシスネロス商館商館長のプシュベ・フロランタンです。

 シスネロスからの連絡でジャギール・ユウジ殿が見えたら便宜をはかるようにと知らせを受けています。お宿はどちらでしょうか」


 館長のフロランタンの問いかけに祐司は昨日からのことをかいつまんで説明した。


「そういう事情で、一軒家に今度の春分まで住むことになったのですが、まだ、どこかは教えられていません」


 祐司は最後に断りを入れた。


「そうですか。王都滞在のシスネロス市民には、この商館に住所の登録をしてもらっています。お手数ですが、住所がきまりましたらお知らせください」


「シスネロス、ドノバ州は順調ですか」


 祐司は世間話程度の感覚で聞いた。


「はい、順調のようです。船便がありますので十日遅れほどでシスネロスから情報が入ります。今年は収穫も何年かぶりで平年作ほどあったそうです。

 北隣のリヴォン・ノセ州はモンデラーネ公からの徴発で食糧不足ということで、早々に、今年の収穫物を売りつけて、かなり儲けたらしいです」


 フロランタンは椅子に深くかけ直しながら言った。 


「でも、リヴォン・ノセ州の領主はドノバ州領主軍に手痛い損害を与えられて軍旗まで奪われたのですよ」


 祐司は”バナジューニの野の戦い”でドノバ州領主軍により壊滅的な打撃を受けた上に、凱旋式で屈辱的な扱いを受けたリヴォン・ノセ州の領主達が三ヶ月もしないうちにドノバ州と取引を行うとは信じられなかった。

(第五章 ドノバの太陽、中央盆地の暮れない夏 ドノバ連合候国の曙1 凱旋 参照)

 

「背に腹はかえられません。借金をしてでもドノバ州から食糧を入手出来ないと大規模な一揆がおきるでしょうから」


 フロランタンは、その他にも祐司が所属したドノバ防衛隊が志願者や各領主の提供した期限付きの兵士で正式に発足したことや、ドノバ水軍が創立されたことを教えてくれた。

 さらに、ドノバ州全土で、ドノバ候の肝いりでシスネロスなどの都市の城壁、各地の領主の城館の補修工事が始まり仕事が増えたために商売も順調であるとフロランタンは言った。


 ドノバ州はドノバ候のもとで、まず軍事面で急激に中央集権が進んでいるようだった。


 また、逃亡したランブル元市参事が、モンデラーネ公の元で数名の仲間を集めてシスネロス市民会議という組織をつくってシスネロス市参事会に権力を委譲するようにという書簡を送ってきたことが黙殺された。

(第五章 ドノバの太陽、中央盆地の暮れない夏 ドノバ連合候国の曙5 売国奴 参照)


 そして、ランブル市参事はドノバ候からドノバ州への反逆者として、生死を問わず金貨三百枚の懸賞金がかかり、シスネロス市からは市民権剥奪の上、これも生死にかかわらず金貨五百枚の懸賞金がかかったことをフロランタンは話してくれた。


 一時はシスネロスの市政を動かしたランブル組は壊滅した。モンデラーネ公の使者や外交交渉を担当していたギューバン・ビルケンシュト市参事を襲撃した者で逮捕された七名が死刑となり、幹部の十名ほどが市民権を剥奪されて、百人単位が市民権と組合員資格を停止されて肩身の狭い生活をしているということだった。

(第四章 リヴォン川の渦巻く流れに 逆巻く渦に抗して6 独立不羈の旗印 三 参照)


 モンデラーネ公は、ドノバ州に干渉する大義名分としての僭称ドノバ候を失ったために、実際の影響力は皆無だとしても、シスネロスの亡命政権としてランブル市参事を囲わざる得ないのだろうと祐司は思った。


 そして、ランブル元市参事を逃亡させたのは、ドノバ候ないしシスネロス市参事会の差し金だろうと祐司は疑っていた。

 ランブル元市参事は今や売国奴で、シスネロスどころかドノバ州をモンデラーネ公に引き渡そうとした極悪人というレッテルを貼られてしまった。

 

 そのランブル元市参事が復帰をモンデラーネ公の元から要請してくれば、シスネロス市民とドノバ州の民衆は敵意を掻き立てられ結束するだろうと祐司は感じていた。


「ジャギール・ユウジ殿は王都でご商売はしますか」


 フロランタンは、話の終わりにシスネロス商館長らしいことを聞いた。


「本格的なことは考えていませんが、道中で手に入れた薬草があります。できれば、売りたいのですが」


 祐司は隠さなくてもいいことは何でも正直に話すようにしている。


「シスネロス市民の商人なら必ず買ってくれます。ただ、少し安めになります。相手から必ず買うことで互いに損はないように助けあいます。

 ただ、助け合いなので安いんです。でも、手間を考えれば安く売っても得だと思う商人も多いです」


 フロランタンの親切そうな説明に祐司は、ちょっとばかりフロランタンという男に頼った方がよいと思えてきた。


「正直、金に困っているわけではありません。でも、日々の糧は少しでも稼ぎたいと思っています。少し商売の楽しみも味わいたいです。お奨めの店はあるでしょうか」


「ガレット通りの三路から四路にかけて薬草屋が集まっています。そこの大店なら心配ないです。シスネロスで薬草を取り扱った経験はありますか」


「サレーベ区のアキナンさんという方の店に雇われて薬草の鑑定をしていました」

(第四章 リヴォン川の渦巻く流れに 自治都市シスネロスの街角5 にわか薬師 上 参照)


 祐司の返事にフロランタンは少し驚いた顔をした。


「それは本当ですか。アキナンさんは、そのうちに市参事になるかというほどの商人ですよ。その人が見込んだのなら間違いないですね。今、ここで、わたしが紹介状を書きましょう」


 フロランタンは羊皮紙に簡単な紹介文を書いて祐司に渡した。


「さてと、ジャギール・ユウジ殿、金はどこで保管するつもりですか」


 そう言ったフロランタンは商人の目になっていた。祐司は少し警戒しながら返事をした。


「神殿預金を利用しようと思います」


 神殿預金とは大きな神殿が金を預かってくれる仕組みである。ただし、神殿は営利企業ではないので利子はつかないどころか毎年手数料を奉納金という形で出さなければならない。


 手数料は金貨十枚なら銀貨一枚、すなわち年に0.8パーセント、金貨百枚なら銀貨五枚、年に0.4パーセントとなる。

 また、金貨百枚を預けるときに、金貨二枚をだせば、十年間、引き出しはできないが二十年は手数料なしで預かってくれる。この場合は年0.1パーセント相当になる。


 十年間、引き出せなくても証書があれば、いざという時は一割から二割引きで売ることも出来る。


 利子がつかないのなら損だと思えるが、リファニアは戦乱の世である。多少、減っていっても絶対に元金が保証される預け先は神殿預金しかない。


「そうでしょうね。でも、お持ちのお金の二割でも三割でもいいのでシスネロス商館に預けてみませんか。元金は保証します。

 シスネロス市民と、この商館と取引のある非シスネロス市民で信用がある方にだけ利用していただける制度です。

 投資で利益が出れば年一割を上限に利子がつきます。元金の七割保証でよければ利子の上限は四割、元金保証がないときは無制限に利子がでます」


 祐司はフロランタンの説明を聞いていて、なんとなく日本の銀行や郵便局のセールスを連想した。


「わたしは金を増やしたいのでなくて、入り用な時に引き出せる利便が欲しいのです」


「この商館に預金してもらえば一年後からマルタンをはじめ、十四の都市の代理店で金を引き出せます。だだし上限はありますが」


 フロランタンは頭のいい男だった。祐司が最も利便を感じるポイントをついてきた。


「上限は?」


「原則、個人契約でしたら一年間で一つの代理店で金貨二十五枚までです。一度引き下ろすと半年は引き下ろせません。

 ジャギール・ユウジ殿なら引き出し額を五十枚にいたします。引き落としも三ヶ月後からでいいです。この商館でならいつでも全額おろせます」


 現在のように預金残高が世界何処からでも瞬時にわかるわけではない。通帳で金を出したとしても随時、シスネロス商館への確認が必要である。そのために、引き出し金額と引き出し期間に制限がある。


「考えさせてください。住所の登録をする時にはご返事します。二三日中です」


 そう返事した祐司は、シスネロス商館に持ち金の幾らかを任せる気になっていた。


「どうかよろしく」


 フロランタンは祐司の気持ちを察したようににこやかに言った。

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