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千年巫女の代理人  作者: 夕暮パセリ
第二章  北クルト 冷雨に降られる旅路
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最果ての村アヒレス7  オオカミ憑き 上

 祐司は、朝の騒ぎの後、グネリから古文書を借りて、神官館の客間で写本をさせて貰った。祐司には読めない文字もあったが、後日の解読を期待して出来るだけ正確に写した。そんなことをしているうちに、昼前になり祐司は約束のようにヨスタの臨時店舗に出かけることにした。


 出かける前にグネリは是非、昼食をと言って、お馴染みの黒パンに塩漬け肉のシチューをご馳走してくれた。もちろん、グネリもいっしょである。


 祐司は早々に、ヨスタとの約束を理由に退散したのだが夕食の約束をさせられてしまった。それにヨスタも同席することを、グネリに認めさせるのに時間がかかり、ヨスタの臨時店舗に到着したときはかなり気が焦っていた。

 祐司はスマートフォーンの時計機能で二時近くになっていることを知っていた。時計の無い世界でも遅刻と認識されてしまうと思えたからだ。


「申し訳ありません。遅れました」


祐司は開口一番謝った。


「いいえ、そんなことはありません。わたしも今食事を終えたばかりです。まあ、ユウジ様が来たら店じまいして出発しようと思ってましたから」


ヨスタは悠然と答えた。


 現代の日本に比べたらナイナイ尽くしのリファニアだが時間だけはたっぷりあった。


 祐司はヨスタについて、毛皮やら羊毛、山羊の毛などを積んだ馬車の横を歩いた。今まで歩いてきたリファニアの道は、日本の山道に毛が生えた程度のもので、緩衝装置など一切ない馬車なんかに乗っていたら馬を制御するどころか、振り落とされないようにどこかを持ったままになるだろう。


 村の境界までくると、ヨスタの息子と使用人が馬車を停めて待っていた。


 ヨスタは祐司を息子に紹介した。息子はウイ=ヨスタと名乗った。新しいヨスタという意味である。今までの自分の人脈をそのまま息子に引き継ごうという名前なのだろうと祐司は感じた。


 興味を引いたのは息子の容貌だった。ヨスタも黒髪はおくとして、ヨーロッパ系とは言い難い程に薄唇の平坦な顔つきであるが、息子は今の日本なら、曾祖父さんがひょっとしてヨーロッパ系ですかと思う程度にアジア系の要素が濃い。


「リファニアの人は色々な顔つきがありますが、ヨスタさんはどのような血筋なのですか?」


 祐司は人種的な要素がある悪口を今まで聞かなかった。また、自分のアジア的な容姿を気にかける人もいなかったので思い切ってヨスタに尋ねた。


「わたしはイス人の血筋です。イス人というのは古いリファニアの住民で”空の割れた日”より前からリファニアに住んでいたという話もあります。

 西方大陸にはイス人と似た人が多いそうですから、西方から来たのかも知れません。今はイス人の血筋はそう多いとは言えませんな」


「そうなんですか」


「ユウジ様は、この地に疎いそうですが、なんでも気になることはわたしにお聞き下さい。他人に聞いて拙いことでもわたしなら平気ですよ」



 祐司は、その後、ヨスタに頼み込んで馬車の荷物を入れ替えるのを手伝った。全てが終わって再び臨時店舗の前にもどって来たときは夕日が当たりを赤く染める頃だった。高緯度のリファニアでは夕日と言っても太陽は名残惜しそうにいつまでも地平線の近くにとどまっており長い夕方が続く。


 店の前には村長以下、ツバのある帽子を被った村会メンバーが立っていた。


「村長、何事かあったのですか?」


ただならぬ気配にヨスタが恐る恐る聞いた。


「まずいことが起きました。一大不祥事です」


村長は沈痛な声で言った。


「事の起こりはダグニュの崖の下でラァムズリー・ホンリーネルの死体が見つかったことだ。自分で飛び降りたらしい」


村長のそばにいた村会メンバーの一人が言った。


「まさか?いや、考えられますよね。ああ、後悔します。それは十分考えられた行動です」


 朝方、出会った可愛そうな女性の姿を思い出して祐司はショックを受けて頭を抱え込んでしまった。


「それは不幸な事件です。でも一大不祥事というのには」


 ヨスタは首をかしげて聞いた。


「オオカミ憑きが出ました」


 村長が低い声で答えた。


「オオカミ憑き?」


祐司は思わず聞き直した。


「ともかく、村からオオカミ憑きが出たとなると近在でも悪い噂になる。ヨスタさん、これからもここで商売をするのならこのことは他言無用です」


 村長はそれにかまわず低い声で話し続けた。村長はヨスタが肯定の仕草をしたことを確認すると祐司の方に向きを変えていった。


「ジャギール・ユウジ、この村にいれば隠していても貴方の知るところになっただろう。だから、あえて貴方の目の前で話したが一切余所で話さぬと誓えるか?」


「はい」


 祐司は詳細は分からなかったが、間髪を入れず返事をした。


「村長、ナチャーレ・グネリ様に頼んでノーマ神と千年巫女様の前で誓いの儀式をお願いしましょう」


先ほど発言した村会メンバーが村長に提案した。


「ジャギール・ユウジ、貴方を信用しない訳ではないが不安に思う者もおる。そのようにしてくれるか」

 

 村長はそう言ったが、祐司が断るという選択を明らかに絶っていた。


「はい、どのような誓いでも」


 誓いの儀式とは内容がわからないが、グネリの介在することだからひどいことにはならないだろうと思って、祐司はできるだけ丁寧に返した。


「村長、これからいかがされるのですか?」


 ヨスタが村長に聞いた。


「村の費用でオオカミ払いの儀式を行う」


「その慈悲深きお心に神々の祝福のあらんことを」


 ヨスタは村長に向かい両手を胸の所まで上げて言った。そうするのが賛意を示す一般的な印であることを祐司は気が付いた。


「あのような者でもまだ村の一員として登録されておるからな」


 今まで発言しなかった村会メンバーの一人が苦々しく言った。


「ということでメジーガルテル・ヨスタ、一度貸した集会所だが、緊急の話し合いがあったので先ほどまで使っておった。報告が事後になったがこういった事情だ」


 祐司は村長の言葉には作った威厳を感じた。村会メンバーが揃っているところで余所者二人にはそうそう気安く言葉をかけられないのであろう。


「ええ、ちょうど商品の補充と重なりましたからなんら問題はありません。で、オオカミ払いの儀式はすぐに始まるのでしょうか」


 ヨスタも心得ているのか、いつも以上に下手気味な口調である。


「いいや、夜は邪悪な霊の力が強まるから、明日の朝から行う。また、一日おけばオオカミが離れることも結構あるというからな。そうなれば儀式も必要なくなる。

 このような儀式が行われておると村の者が落ち着かぬからできればやりたくないのだ。かといって、あの状態で簡単に追放というわけにもいかんしな」


 村長はため息混じりに言った。


「村長、こんな時に、申し訳ないのですが、呪い騒ぎやこれからのごたごたで商売に影響が更にでるでしょう。今回の商売の日程を延ばしてくれませんか」


 ヨスタは村長の気配を見ながら尋ねた。


「いいでしょう。二日延長を認めましょう。他の者もいいか」


 村長の決裁でいいような問題なのだろうが、村長は村会メンバーに同意を求めた。いくら村長決裁でも目の前の村会メンバーをたてたということだろう。祐司は細かく見れば村長も気を遣うのだなと感じた。


「では、儀式用に蝋燭を二十本ばかり届けてくれ。ただし、儀式が必要なくなったら悪いが引き取ってくれるか」


「かまいません。ところで、どのような者に憑いたんです?」


 ヨスタが先ほどまでは集会所という本来の目的に使われていた店に蝋燭を取りに入りながら聞いた。


「ラァムズリー・ホンリーネルの性悪娘テスラにオオカミが憑いたんだ」


 村会メンバーの一人が憎々しげに言った。




 祐司とヨスタは村長以下、村会メンバーを見送ると馬車から新しい品物を店に運び始めた。


「ヨスタさん、オオカミ払いってどんな儀式なのですか?」


 祐司はテスラの身を案じて聞いた。


「オオカミ憑きは、素っ裸にして、冷たい水をかけたり、煙で燻します。時には、体を吊して木の枝で作った鞭で打ちます。また、食べ物も与えません。そうして、憑いているオオカミが我慢できなくなって出て行くまでそれを続けます」


「ずいぶん乱暴に聞こえますが、よくある話なんですか、また、そんなことをしてテスラは大丈夫でしょうか」


「そうですね、内緒ですが何年かに一度は聞く話ですよ。オオカミが強情で出て行かないと、憑かれた者の体力が持たずに死にます。でも、オオカミも死にます。ですから今晩中にオオカミがテスラから離れてくれたらみんな助かります。

 儀式は費用もかりますからね。儀式を主催する者には大枚を出しますしね。さっきの蝋燭だって思わぬ物いりだ。予算なんて祭りと夜警や道の補修なんかに動員した人間に出す酒手ぐらいしか確保してないでしょうからね」


「誰がその儀式を行うのですか?」


「もちろんナチャーレ・グネリです。他に誰がいるんですか?」


「そんな!グネリさんがテスラを責めるんですか」


「まあ、ナチャーレ・グネリは手弱女たおやめゆえ、手荒いことは助手に任命された信心深い信者が行いましょうが」


「止める手段はないのですか」


「やらないで済むなら誰もしたくありません。でも、村のメンツを考えればオオカミ憑きのまま無責任に追放はできません。そして、村の正式な構成員を拘束するなり、最終的な罰を与えるには御領主の許可がいります。

 御領主の元に被告を連れていくか、御領主の代理の巡回判事にきてもらわなければなりません。その費用は村持ちですよ。第一村の問題を御領主に委ねることを、このような自治村は最も嫌います」


「最終的な罰って?」


「縛り首ですよ。専門の執行人しか認められませんから、その執行人の招致費用を考えれば下手な拘束刑より村の負担が大きくなります」


「なぜ、オオカミ憑きが被告なんですか?」


「オオカミが憑くのは怒りに任せて他人を傷つけよとする心持ちになるからです。だから、オオカミ憑きは犯罪です。

 でも、神官によるオオカミ払いは村に認められた宗教儀式です。結局は、オオカミ払いが自治も守れて、費用も一番安くなります」




 祐司とヨスタが店の整理を終えて神殿の前を通ると、丸太を縄で縛った枠組みだけのベッドのようなものを数人の男達が神殿に運び入れているところだった。


「あれに縛り付けるんですな。村や神官によって形や大きさに多少は違いがあるそうです」


 ヨスタは割合に平気な口調で言った。


「明日からですか」


 せめて、自分のいる近くで少女が一晩の眠りを送れるようにという希望を持って祐司は言った。しかし、答えはやはり無情だった。


「いや、今晩からではないですか。苦痛があればオオカミが出て行くと言われていますから」


 神官の正装をしたグネリが神官館の方からやってきたことに気が付いたヨスタが言った。


 小柄な少女が、皮も剥いでいないごつごつした丸太の枠に縛り付けられる姿を想像するだけで祐司は陰惨な気分になった。


 グネリは祐司とヨスタの顔を一瞥しただけで通り過ぎようとした。


「ナチャーレ・グネリ、お願いです。あの少女に手荒なことはお避けいただきたいと思います」


 思わず祐司はグネリに声をかけた。


「こればかりは」


 グネリは静かに答えた。


「罪多き女ですが村の神官となった日から村の安寧秩序を守ることを誓ってまいりました。それを為さぬのならわたしに生きる価値はございません」


「ナチャーレ・グネリ」


 理性では無駄と思いつつ祐司はまた懇願するように言った。


「ジャギール・ユウジ、あの少女に同情されるのはわかります。でも、今のテスラはオオカミに飲み込まれようとしています。

 それを、阻止して彼女を助けるための儀式です。テスラに一番、同情しておりなんとかしてやりたいと思っているのはわたしです。そこをお忘れなきよう願いします」


 グネリは、何かを決心したように言った。


「ジャギール・ユウジ、一度、彼女の今の姿を見られればわかります。嫌でなければ神殿の中に」


 グネリが神殿の引き戸式の神殿の戸を開けた。つられるように祐司がいっしょに入るとグネリは戸を閉めた。


 グネリは前室を通り、神殿の大部分を占める礼拝所に入った。小さな窓から沈みかけた西日が入ってくるだけで目が慣れてくるまではぼんやりとした様子しかわからなかった。


 薄暗い中に、先程、丸太を持ち込んだ男達の影が動いていた。そのうちの一人が不審げに近づいてきた。


「いいのです。ジャギール・ユウジはこのような事例に知識がおありです。見ていたただき意見を聞きます」


 グネリは手で男をさえぎりながら言った。


「様子はどうですか」


「はい、暴れるので縛ったままです。縛った縄を口でかみ切ろうとするので、猿ぐつわをしております。猿ぐつわも普通の縄では何度もかみ切られましたので、今は木を噛ませて、皮で口を覆って口を動かせないようにしています」


 先程、祐司に近づいてきた男が言った。


 丸太を転がすような音がした。


礼拝所の前の壁は少し窪んでおり、そこにノーマ神の木象が安置してある。少し低い位置にはイコンのような形式で描かれた千年巫女の画像があった。


 その下の床には、数百キロはあろうかと思える丸太に、裸にされ全身を太いロープでくくりつけられた少女の姿があった。手首と足首の先は革袋のようなもので覆われていた。そして、少女の顔は皮布で半分隠されていた。


 祐司はその少女の異様な目の光を見た。犬や猫が暗闇で見せる目の光である。その目は強烈な敵意を宿して祐司を見た。


 火花が飛び散るような巫術のエネルギーによる暗い色の光が祐司には見えた。祐司は錯乱しているような時に見える光なのだろうと考えた。


 か細い少女は縄で縛られた筈の全身の筋肉を動かした。筋肉は波打つように盛り上がり自分の十倍以上の重さがあるであろう丸太に力を込めた。左向きに横になっていた体が、丸太ごと突然右に動いた。


 丸太の転がる音が礼拝室に響いた。


「ジャギール・ユウジ、このような有様です。何か意見は?」


「特には」

 

 恐怖で泣き叫ぶ少女の姿を想像していた祐司はあまりのテスラの変貌にそう言うのが精一杯だった。


「見識深いジャギール・ユウジもよい知恵はありませぬか」


 何も言わずにいる祐司にグネリは静かに言った。そして、木枠だけのベットの四隅に、古代文字を蝋石で書き、祈祷を唱え始めた。


「この者を、木のベットに縛り付けなさい。危険があると思えば丸太ごとでよいでしょう。明日の日の出からオオカミ払いの儀式を始めます。それまでに、木枠に縛られた苦痛でオオカミが去ってくれればよいのですが」


 祈祷が終わったグネリの言葉に男達はテスラを縛り付けた丸太を枠だけの丸太ベットの上に置いた。


「ジャギール・ユウジ、村長に頼まれました誓いの儀式を行いましょう」


「今ですか?」


「ええ、ここは祭壇です。考えたくありませんが、明日はそのような暇もなくなるやもしれませんから」


 グネリは祭壇の前に祐司を跪かせて、頭に手を置いた。祈祷を唱えると祐司に、今見ていることは村外で他言しないか尋ねた。


「ノーマ神と千年巫女様に誓い他言いたしません。復唱しなさい」


 グネリが言う


「ノーマ神と千年巫女様に誓い他言いたしません」


 祐司は手を合わせて言った。


 グネリが誓いの儀式を行っている間に、男達は僅かでも動かせる余裕がある体の部分を激しく動かそうとするテスラと闘いながら四肢に新たな縄をくくりベットに縛り付ける作業を始めた。


 突然、人の声では無い声が神殿に響き渡った。オオカミの遠吠えのような恐ろしげな声に祐司は後ずさりした。木片が落ちる音がした。

 体中に縄を巻かれても激しく抵抗するテスラの頭を縛って固定するため、男達が顔の下半分を覆う皮布を取った途端に、テスラは噛まされていた木片をはき出したのだ。


 人の声では無い声が神殿に響き渡った。オオカミの遠吠えのような恐ろしげな声に祐司は後ろにいるテスラの方を見やった。


 祐司が見たのは男達があわてて、テスラに木片を噛ませ直すとまた皮布で顔の下半分を覆っているところだった。


 テスラから発する光は薄いながらも色々な色彩が混じっていた。それに祐司は少し違和感を感じたがグネリが横に来て祐司の肩を右手で持ったために意識から、その思いは遠のいた。


「テスラもこのようなことで初めて礼拝所に入るとは」


 グネリは感慨深げに言った。


「神官館にもどり儀式の準備をしてまいります。後で、また様子を見にきますが油断せぬように。見張りは必ず二人以上ですること。

 それから、戸にはつっかえ棒を必ず置いて、私を含めて誰かを確認してから入れること。憑いたオオカミの眷属が加勢にこないとも限りませんから」


 的確に男達に指示を出すグネリは祐司が知っているグネリの姿ではなく、重要な儀式を目の前にした神官としての姿だった。


「さあ、ジャギール・ユウジもごいっしょに」


 グネリに促されて祐司は神殿を後にした。



「ユウジ様。丸一日ほどテスラの体力がもてばオオカミは去ると思います。それ以上、オオカミが去らなければ永遠にオオカミが居座りテスラという少女はいなくなります。そうならないように全力を尽くします」


「ええ、お願いします」


 祐司はそうグネリに言うしかなかった。


「テスラに憑いたオオカミを捕らえるか、殺せばノーマ神の前で拘束したままで祈るという別の儀式形式が可能ですが」


 グネリの言葉を祐司は黙って聞いた。


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