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ドラゴンライダー立身伝~銀翼の死神~  作者: 水無瀬 凜治
第2章 帝国編
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帝国竜騎士叙任

不時着したのは、帝国領東部の山地の麓である。かなり新教団領に近く、もう少し早かったら新教団領に不時着するかもしれなかったらしい。周りは満たす限り木で生い茂っている。

この山地はシングリウス山地と呼ばれている。この山地の山間に対新教団対策のための堅牢な砦があり、九年前にその砦を築城したのが当時の帝国軍将軍シングリウス将軍である。


当時は建築に限られた予算しかなく補給線を確保する程度の小規模な砦になる予定だったが、付近の村が炭鉱で栄えている事を知り、原石を取りつくした本来廃棄すべき不純物の鉱石や地中深くの硬い土塊を建築に再利用するという発想で中規模の砦に仕上げた。村が近い事もあって資材運搬の為の手間も減り、彼自身の建築家としての能力の高さも相まって予定よりも早い日数と少ない人件費で完成した。この砦はアルパタ砦と命名された。

この砦は防御力という点には不安があったものの修繕が楽であり保湿性に優れ火計に強く、かつ通気性に優れ食糧が痛みにくいというメリットがあった。日常的にも水はけが良くて過ごしやすく兵士達に好評であった。聖甲騎士団の攻勢に幾度となく耐え、今もなお落城していない。ポルタヴァ会戦で連合軍が帝国に追撃戦で思ったような戦果が上げられなかった背景にはアルパタ砦の存在が遠因とも言われている。


当時は廃棄物を使った事で手抜きをしたと見なされた上、国を守る神聖な砦に対する冒涜だとしてシングリウス将軍は懲戒処分にされたが、このアルパタ砦の堅牢さが新教団との戦いで再評価され、彼に敬意を評し左右にそびえ立つ山地の名前が決められてなかった事から、この山地の名を彼の名前であるシングリウス山地と名付けられた。この命名には彼への贖罪の意味もあったとされる。


「そのシングリウス将軍は今はどうしているのですか?」


「上層部が謝罪し復帰しました。元々戦闘は得意ではなく補給や遊撃隊を統括する後方支援が得意な将軍だったせいか現在は全ての工兵隊の統括責任者として将軍に復帰しました。巷では“築造将軍”と呼ばれているみたいです。」


「良いですね!そういう一芸に優れた人は。一見地味ですが軍の宝でしょう!?」


「もちろん非戦闘員の工兵隊の将軍になった背景にはシングリウス将軍に戦死してもらいたくないという事情もあるでしょうね。」



此処まで一通りシングリウス山地やアルパタ砦についてハワードから説明されていたのには理由がある。リディアの相竜の回復を待っているためだ。さっき話にあがったアルパタ砦とは離れているため、これから行くより回復を待った方が早いという決断に至ったためである。


「さて、どうしたものですかね。」


「ええ、どうしましょう。」


結局はそこに行きつく。リディアの相竜は不時着した後、相当息が上がっており彼女の水筒の水をがぶ飲みしたが足りず、竜二の手持ちの水まで飲み干した。その後は呼吸を整え休息している。その張本人を竜二とハワードの二人はジト目で見つめていた。


「もう、だから謝っているじゃないですか!夕方までに竜二さんが行けばいいわけですからまだ、時間はあります。これほどの長距離飛行は初めてだったんですから、むしろ此処まで飛んでくれた私のメルドに労いの言葉があっても良いんじゃないですか?」


彼女の相竜はメルドというらしい。彼女は屈んでメルドの頭を撫でながら言った。


「そりゃあ、メルドは素晴らしいですよ。良くここまで耐えてくれました。パートナーの無茶な要望にも応えてくれたのですから。」


「そうそう。俺は夕方までに行けばいいわけですしね。いやあ昼には着きたかったなあ。」


二人から叱責するどころか皮肉で返されたリディアは俯いて苦笑いした。言い返す気もないようだ。ラプトリアはメルドの背中を舐めている。翼は背中にあるため背中の筋肉が疲弊しているのだろう。


「現状メルドの回復はまだ先でしょう。息を整えても翼の筋肉の回復にはもう少しかかるでしょうから。」


飛竜についている背中の翼の筋肉はデリケートである。一般的に竜は高い再生力と治癒力を持っているが、それをもってしても翼の回復には時間がかかる。そのため飛竜は常に適度な飛行をして翼の筋肉を慣らす必要があった。いわゆる日頃運動して筋肉が弛緩しないように、呼吸が乱れないように健康維持するわけだ。リディアは普段どれほどメルドに運動させていたかは不明だが、そのデリケートな筋肉が疲弊している以上時間が要するのは間違いない様だ。


「じゃあ、仮眠しますかね。」


「まって!竜二。」


竜二が荷物を枕代わりに寝ようとした矢先にラプトリアから思念が入った。


「え?ラプトリア?どうしたの?不審者が近づいているとか?」


「いいえ、違うわ。このメルドと交信してみたら空を飛ぶことはできるそうよ。ただし自ら羽ばたく事は厳しいみたい。風に乗る事は出来るみたいだけど。」


同じ竜同士会話できるのかな?などと思いながら竜二は応答した。


「自分で羽ばたけないんじゃ結局意味がないんじゃないの?」


「さっき竜二言わなかった?昼には着きたいなあって。」


「確かに言ったけど・・・」


竜二はラプトリアの真意がわからないようだった。昼に着けたらベストだが先導役の竜が飛べないんじゃ話にならないんじゃないか。


「このまま休んでいても翼の筋肉の回復は最低二時間から三時間はかかる。方角とおおよその距離を教えてもらえればそこに向かって進めばいい。メルドには飛行中私の尻尾をつかんでもらえば大丈夫。翼の筋肉には殆ど負担はかからないわ。」


「ラプトリアが先頭で行く気かい?何もそこまで・・・」


「負けず嫌いな事は悪い事とは思わない。でもそれも場合によりけりね。このような勝負にこだわる局面ではないのにリディアという子は私がAランクだから負けたくないという競争心が芽生えた。結果的にパートナーを酷使している。メルドのためにも一度あの子には現実を思い知らせましょう。」


これはラプトリア流のお灸の据え方であった。リディアに対してラプトリアは不満が募っているようだ。竜二としてもラプトリアの飛行能力がわかる良い機会である。なにせまだラプトリアとの飛行経験が乏しい。ラプトリアの事は良く理解しきれていないせいもある。


よおし、そうとわかれば・・・早速ハワードとリディアを呼び寄せて提案した。メルドを気遣うリディアは難色を示したが、気遣う相棒を酷使したのは誰?と竜二に突っ込まれ、さらにはラプトリアから殺気こもった眼を向けられリディアは沈黙した。


方角は西北西にあるという。ラプトリアは自ら自分の背中へハワードに乗るように勧めて、メルドの負担の軽減を提案した。竜二の荷物はメルドに括りつけることになった。竜二の荷物は多くないため、ハワードの体重が65kgだとしても荷物が65kg以上あるとは思えなかった。


「いい?いくわよ?」


全員が頷くとラプトリアは飛翔した。瞬く間にシングリウス山地より高い高度まで上昇して後はひたすら西北西に向かう。

飛行中、竜二はただただ驚いていた。ハワードを乗せてメルドを引っ張っているのに、さっきのメルドよりも断然速い。無理しているのではないかと思ったがスピードは一定である。おそらく無理しない程度のギリギリの速度を見極めて飛んでいるのだろう。オープンカーで高速道路をかっ飛ばしている人はこんな気分なんだろうか?怖いというより爽快感が上回っている。負担重量無かったらどれだけ速く飛べるのだろう?竜二はラプトリアの後頭部に期待と羨望の眼差しを送りながらしがみついていた。


一方、引っ張られているリディアもショックを受けていた。さっきのメルドの飛行速度よりも・・・・いやハワードを乗せてない状態の自分しか乗ってない通常飛行の時と同じくらいか、それ以上の速度は出ている気がする。まだ若い竜だと聞いていたけど侮っていた。成長すればもっと速くなるのだろうか?殺気こもった眼を向けられた時は生意気だと思ったけど、ここまで差を開くとむしろ清々しい。プライドが崩壊したのに不思議と激情する気が起きない。

パートナーの松原という人が低姿勢だからだろうか?

メルドとの差が歴然としていたからだろうか?


いや違う。ラプトリアという竜が「自分目線ではなく、もっと相竜の事を見なさい」と言っている気がしたからだ。彼女は早く強くなりたい想いで今まで頑張ってきた。帝国では実際そういう人が評価される事が多い。しかし、竜によってはその苛酷な訓練について行けずに脱落する事もある。でもメルドは過酷な訓練にも耐えてきた。訓練に勢を出す事が評価される環境で育った彼女にとってメルドの酷使は決して珍しい事ではない。だが、こうやって相竜のメルドが力尽き果てた姿を見ると罪悪感が募る。今度からはもっとメルドに気を配ろう。リディアは心に決めた。




途中、休憩をはさんで飛行を続けていると昼ごろには帝都が見えてきた。帝都ラバントである。

帝都の上空に着くと再び竜二は驚きに包まれた。

市街地一面、赤一色だ。確か図鑑で見たことがある。ハンガリーだっけ?違うチェコだ。世界遺産に登録されているチェコのプラハ歴史地区みたいに街の建物は見事な赤一色の屋根で統一されている。建物の高さも二階から四階位の高さで統一している。上空から見ると色褪せた赤い絨毯を敷いたようだ。帝国はもっとダークなイメージだったが一瞬で吹っ飛んだ。それほどオールレッドの街は美しく見えたのである。こうやって上空から見渡せるのも飛竜の竜使いの特権かな?などと思いながら、後ろを振り返る。

ここからは案内が必要だ。メルドはラプトリアから離れて再び先導した。宿に荷物を置いたらいいのではないかと思ったが、最後の休憩の時に「先に陛下に謁見した方が来賓室に荷物を置けて宿にも運んでもらえる」とリディアから勧められたためである。


王宮は唯一屋根が赤くない。屋根は黒色である。だが、これまたダークなイメージは無くて中庭には大きな噴水があり、両端には長い花壇がある。要塞みたいな頑強なごつい感じの外観ではなく、優雅で幻想的な外観だ。建造装飾が散りばめられており、アミューズメント施設にありそうな「守る城」というより「魅せる城」といった外観である。

リディアに城の裏側の中層部分に飛竜のための大きい離着陸場に案内され、そこで着陸した。リディアは着陸するや直ぐに上官に報告に行った。さすがに長距離移動だけあってお尻がちょっと痛い。着陸がてら街の事でハワードに聞いてみた。


「しかし街といい城といい立派すぎますね。歴代の皇帝には開発に拘りとか伝統でもあったのですか?」


「この辺一帯は、冬になると昼と夜では寒暖差が激しくなり、風が強くなります。特に屋根は冷風対策が必須でした。そこで赤レンガ造りが主流になったのです。結果的に赤一色の美しい街になりました。煉瓦工房は帝国が最も進んでます。街を歩いて行くと街の道路にも舗装レンガが敷き詰められてますよ。」


「王宮の屋根が黒いレンガなのは区別するためですか?」


「いいえ違います。黒は光を取り込むからです。宮殿は広いですから暖を焚いても屋内が暖かくなるのに時間が掛ります。そこで太陽の光を熱に変えるために黒くなっているのです。」


「おおー!先人達の知恵の結晶って奴ですね?歴史的価値がありそう!」


竜二は眼をキラキラさせながら街並みを見渡していた。


「まあ実際、今まで何人もの歴史学者がこの帝都に足を運んでいるようですけどね。」


ハワードは苦笑しながらの応答であったが、リディアが制止する。


「ほらほら、おしゃべりはこれ位にして行きましょう。客室に案内しますから。」


リディアは背の高い白髪の男性を伴って来た。四角形の顔立ちにオールバックの髪型で派手じゃないが歴戦の経験者である事を窺わせる。見た感じでは肉付きは中肉といった感じでガッチリ体系ではない感じだ。歳は50代だろうか?


「松原殿にハワード殿ですな?お初にお目にかかる。私は竜騎士軍団総将エバンス・ジェドール。話は聞いています。陛下のところまでは私が案内いたします。」


「「宜しくお願いします。」」


竜二、ハワードとも一礼する。というより威圧感が凄い。怖気づいてしまいそうだ。チラッと横を見るとハワードも緊張しているようだ。同じ気持ちらしい。


「そんなにこわばらないで欲しい。これから陛下と謁見するのでしょう?」


「そ、そうですね。すみません。」


エバンスは強面な方ではないが、それでも竜二は緊張を隠せない。まあ慣れるしかないようだ・・・エバンスは苦笑しながら話しかける。


「まずは客室へ案内します。陛下には今、報告が上がっている頃でしょうから準備に時間が掛るでしょう。それまで待機していただきます。なお松原殿の相竜は来賓用の竜房にお連れしますので、ご安心を」


「「はい」」


エバンスの後をついて行くと二人は客室に案内された。その道中はとにかく広い城だということを思い知らされた。この城を設計した奴は大バケモノだとつくづく思う。


「ここでお待ちくだされ。陛下の準備が出来次第、向かいの者が来ると思います。」


竜二とハワードは改めて礼を言うと微笑みながらエバンスは退室した。


「ふぅ~、ようやく一息つけますかねえ?」


「緊張の場はこれからです。おそらく陛下だけではないでしょう。側近の方々も居合わせるはずです。」


「そうか・・・・・・そうですよね。」


いくら気を落ち着かせろといっても早々落ち着かない。せめて茶菓子くらい出してくれれば気が落ち着くのに。さすがにそれはおこがましいよな・・・ 竜二は椅子に腰かけ目をつぶって休息した。


・・・・・・・・・どのくらい経っただろうか?さすがにずっとダンマリ決め込むのは気まずいのでハワードに話しかけて見た。ハワードは窓から景色を眺めている。


「教官は帝都慣れているんでしょう?俺よりは困惑してないんじゃないですか?」


「とんでもありません!私は帝都に来たのは今回で二回目です。王宮に入ったのは初です。松原さんと比べれば松原さんが市街地を見たときほど感動はしてませんが、城に入ってからは困惑しっぱなしですよ。」


「二回目!?意外に少ないですね?」


「ええ、アンスバッハからラバントまでは離れていましたし、子供のころにアンスバッハは王国領になりましたから。一回目は幼い時で余り記憶には無いですね。あの赤い屋根一帯は強烈な印象があって覚えてますが・・・」


「そうでしたか・・・嫌な記憶でしたね。すみません。」


「いえ、お構いなく・・・」


コンコン

ハワードが言い終わると同時にドアのノックが聞こえた。


「失礼します。ハワード様、松原様、謁見の間の準備が出来ました。これからご案内します。」


入ってきたのは女中であろう中年の女性である。


「ハイ宜しくお願いします。」


女中に案内され、謁見の間に目指して進む。驚くべきことに謁見の間は歩いて一分かからないような近い場所にあった。女中に促され部屋に入ると今日何度目の驚きだろう。歴史の教科書に出てくるようなバロック様式の聖堂みたいな見事な部屋だ。天井が白く塗られており非常に高い。真ん中に階段があり、その階段の両脇に段数ごとに人が連なって立っている。鎧も容貌も姿勢もまちまちなので幹部の将軍たちであろうか。ここからでは玉座が上半分しか見えない。階段を登りきらないと完全に見えないようだ。

女中はゆっくりと進んでいく。どうやら玉座の前までは誘導してくれるらしい。実にありがたい。しかし、玉座に行くまでどういう風に歩けばいいかわからなかったが、考えても始まらないので普通に歩くことにする。いざとなったらラプトリアがいるんだ。だけど帝国には自分が異世界から来た事を知らされているのだろうか?礼儀知らずのレッテルを貼られて処罰されるのはごめんだ。こんなことなら目上に対する礼儀作法をハワードに聞けばよかったと、竜二は今更ながらに後悔した。


玉座の前に来ると女中は二人に一礼して立ち去った。玉座の右横には長髪に色白でちょび髭の中年の男性がいる。反対側には全身鎧に身を包んでマントを着けた長身の人がいる。人といったのは肌がほとんど露出しておらず、性別さえ分からなかったからである。


「陛下がおなりになる一同控えよ。」


両脇の幹部達は一斉に跪いた。竜二とハワードも慌てて跪く。

玉座の後ろの幕から如何にも高級そうな礼服にマントを着けた男が現れた。金髪をオールバックにしていて背は自分と同じくらいだろうか?だが不機嫌そうに目つきは鋭く、周囲に愛嬌振りまくタイプではないようだ。髭は伸ばしておらず、肌の色は白い方だ。歳は四〇代半ばといったところか。男は玉座に座るとこっちに目を向けた。

この人が皇帝・・・


「双方とも立って面を上げよ。私がガラルド十二世だ。」


二人は立ちあがり、皇帝と目線を合わせる事が出来た。


「松原竜二です。」


「ハワード・ガルタルです。」


二人は一礼しながら応えた。


「ハワード、報告は上がっている。突然の命令にも臆する事無く承諾し、任務を遂行させ松原竜二を連れ出す事が出来たとな。」


「私のような未熟者でも陛下の力になれたのならば光栄の極みです。」


「褒賞は追ってつかわそう。楽しみにしているがいい。」


「ありがとうございます!」


「そして松原竜二とやら。」


「はい。」


「お前はAランクの竜使い、それも飛竜使いだそうだな。間違い無いな?」


「ええ、間違いありません。」


「うむ。現在、帝国は竜騎士不足だ。お前がAランクの飛竜使いならば、この帝国に力を貸してほしい。どうだ帝国軍竜騎士になって私に仕える気はないか?」


「つ、つましく・・・いや、然るべく・・・違う!・・・・喜んでお受けいたします!」


「そうか!お前の活躍に期待しているぞ!・・・アルバード、短剣を。」


「はッ!!」


「叙任式を行う。松原よ、跪くがいい。」


「はい。」


竜二は慌てて跪く。

玉座の右側にいるアルバードと呼ばれたちょび髭の男は幕の奥から短剣をのせた盆を持ってきた。ガラルドは短剣を掴み、竜二の前に差し出した。


「松原竜二!本日より貴殿をライデン帝国軍竜騎士に任命する。今後は帝国に忠誠を誓い、よりいっそう励まれよ。」


ぎこちない動作で短剣を受け取りながら竜二は返答する。


「は、はは!必ず期待に応えて見せます。」





ライデン帝国軍飛竜騎士 松原竜二・ラプトリアはこれを以て正式に誕生したのである。




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