黒死白雪8
「零様から説明されて居無いのでしたら私が御説明を致します。まず当宿泊施設は組織支部の一個です」
此処が支部で在る事から、かなり大きな組織だと分かる。
「如何云う組織なのでしょうか?」
「名前からに成りますが、組織名は『ミクスグレイ』と云い、規模は世界中です」
私が頷くとアルさんは続きを話し出す。
「組織は『ノアズアーク財団』に支援され、各国に支部が在ります。本部は『英吉利倫敦カムデン区』です」
先も出た有名な財団の名前です。
「スノウ様もご存知でしょうが、通称『財団』と呼ばれ『アイリス・ロストレイン』様が『西暦一九二一年』に 『ゴフェルウッド社』の利益から設立した多岐な企業を運営する、数多な財団の代表です」
私はと或る疑問を口にする。
「何故ノアズアーク財団から支援をされて居るのですか?」
「財団の『理事』と私は『昔からの』御知り合いでして、組織に支援されて在る理由は其の為です。其の方と『取引』は致しましたが」
世界規模の組織を支援する取引とは、如何云う物なのでしょうか?
「少し話が逸れて仕舞いましたが、ミクスグレイには組織に所属する『部者』と呼ぶ方々が居ります。日本では一部の『部と者』で部者と書きます」
名前が『部者』の理由は何故かと思う。名前から思い付く事は嵌め絵や『西洋将棋』ですね。
「部者と名付けた理由は何故でしょうか?」
「由来は組織と問題を解決する事に必要な『一部』から来て在ります。部者には階級が在り、一級から六級で基本的には六級が最初です。階級の上昇を『昇格』と呼び、下がる事は在りません」
先の事を思い出し、零さんも部者なら何級でしょうか?
「零さんを十三の処刑と呼んで居ましたが、其れは?」
「階級が『番外』の者に『一から六』以外の『数字』と『特徴』を表すを組織が授与した『名称』です」
盤外ですか。
「番外とは何の様な階級ですか?」
「偉業を成し得た『変則』な者が昇格する階級で一級の上です」




