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黒死白雪6
待合室は低く長方形の卓を安楽椅子で両側から挟んで在る。私と零さんは扉の遠い安楽椅子に座り待つ。
卓の上に御手洗団子が有り、食べ乍ら話し待つ事を為て居た。
「此の御手洗団子、美味しいですね」
「此処のは格別に美味い、己は良く食べに来る」
然う為て待ち刻が経つ。
「零様、今御届けに上がろうと御持ちに参りました」
アルさんは私達の反対側に座り『黒い書類鞄』を置く。書類鞄を私達の方に向け開く、中は銃と思う物が有ります。
「嗚呼……武器か」
「半自動拳銃『Jack the Ripper』私が『Colt Government』を元に『設計』した『一点物』の拳銃です。」
銃の横は『Dear Boss Saucy Jacky From Hell』と文字が有る。
「全長三十三センチ、重量六キロ、装弾数五発、人類では扱う事が難しい代物です」
「口径は?」
「.50」
「弾は?」
「『.50 Grim Reaper』」
恐ろしい名前ですね。
「製造会社は?」
「『ノアズアーク財団、ゴフェルウッド社』で」
ノアズアーク財団!?
「完璧だ、アル信徒」
「感謝の極み」




