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月終王竜  作者: 御手洗月
黒死白雪
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黒死白雪5

私達は宿泊施設の中に入る、入口の付近で少し辺りを見渡し、矢張り豪華な造りをし為て在ると思う。


広間(ロビー)の中心にはと或る人が立ち、此方を見て居た。


髪は灰髪で身長の半分に届き、金色の猫目で肌は褐色です。恐ろしい程に美しい容姿の女性でした。

服装は背広(スーツ)を着て『灰色の十字架』の垂飾(ペンダント)が有る。


恐らく此の人が零さんの電話相手で所有者(オーナー)でしょう。他に誰も居無い事で私は然う思い至る。


「御待ち為て居りました『十三の処刑』故神零様、御連れの方もようこそ御越し下さりま為て、誠に有難う御座います」


女性は容姿に劣る事の無い声を出し、丁寧な言葉遣いで話す。


(わたくし)所有者(オーナー)の『アル信徒』と申します。以後御見知り置きを」


アルさんは話し終え御辞儀をした、其の姿で冴え様に成る。余りに綺麗な為か、、私も釣られて御辞儀為て仕舞い挨拶する。


「初めま為て、私はスノウ・ホワイトと云います」

「スノウ・ホワイト様、改めまして、ようこそ(とう)宿泊施設へ。では此方へ如何ぞ」


アルさんは片手を案内する様に出し、そして背中を向け歩き始めた。私達も歩きアルさんに着いて行き、関係者以外立ち入り禁止の文字が有る扉の前に立つ。


アルさんが扉を開き、私達は中に入る。其処は部屋と云う拠り、広間(ひろま)の方が正しい空間でした。受付が在り、色々な武器を持つ人が多く居る。


「彼の……銃刀法は……?」

「此処では適応されませんね」


呆気(あっけ)らかんとアルさんが答え、其れ以上は法律の事を聞か無い事に為た。


「所で何処に行く気だ?」

零さんの問いにアルさんは答える。


「待合室です、御渡しする物が有りますので、申し訳有りませんが御待ち頂きます」


渡す物が有ると聞き、零さんは何か察す表情に成る。

「またか……」

待合室に行く前、最後に然う呟いて居た。

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