黒死白雪4
「月の吸血鬼は終わりの在る概念を持ち、概念から現実を改変する能力の『現実改変能力』が使える。現実改変は自身と概念の圏内なら扱う事が可能だ」
また知ら無い言葉が出て来ました、今日は斯う為た日ですね。
「『一部の存在』以外、認識は元から改変した状態に成る」
「現実改変能力と云うのは?」
「『無い状態』から『能力で元々から在る状態』に現実を改変する。『対象に意図して改変の認識が可能で、能力解除で結果のみ残る』事に成る」
現実改変能力の説明を聞き、私は彼の刻に抱いた違和感が解消された。
「零さんの概念は?」
「『処刑』だ」
「処刑?」
処刑と云われるも余り想像が出来無い。
「他に特徴は何か或りますか?」
「体は作製の時点で成体して在り成長や退化せず、欠損した部分を『復元』可能だ」
「復元?」
「再生と云えば伝わるか」
再生ですか……吸血鬼らしいですね。
「分かりました、他には何か或りますか?」
「高度な知能と学習能力を持ち、破壊した肉体は生物と同様に残る。」
復元する相手を如何遣って破壊するのでしょうか?
「見た目の云い方は外見で無く外観で、赤眼に縦長の瞳孔と牙を持つ」
赤眼に……縦長の瞳孔と牙? 然う聞き私は零さんの外見を疑問に思う。
「零さんは赤眼に縦長の瞳孔は無い様に見えますが」
「然うだな、牙は有るが」
然う云い、零さんは小指で口を引っ張り、其処には牙が有る。
「後は数え方が『個』で、弱点は断頭と心臓の刺突だ。……説明は此の位で良いだろう」
話す内に目的の場所で在る建物が見えて来た。外から一目でも内装が豪華だと分かる外観です。




