急展開
夕菜が大学を訪れてから数日がたった。
夕菜は普通に学校に来ていた。
今は授業中である。
するとそこに池田が駆け込んできた。
池田「山崎!!ちょっと来てくれ!!」
池田は夕菜を呼んだ。
夕菜「え?」
夕菜が立ち上がって池田についていくと池田は呼んだ理由を話し出した。
池田「勇馬に電話だ。警察から。」
夕菜「なんで警察が…」
夕菜は池田とともに職員室に入り電話を取った。
夕菜「はい?」
美紀『夕菜ぁ~やったよぉ~
一件落着。』
夕菜「美紀姉さん。どうしたの?一件落着って?」
美紀『まえの風邪薬を鑑定したら面白い物を見つけたから製薬会社を問い詰めたら吐いたよ。』
夕菜「は、話のすじがさっぱり分からないんだけど…」
美紀は説明をはじめた。
先日美紀が大学に提出した風邪薬の成分分析が終わったらしく
その結果が送られてきた。
そこには通常風邪薬に使われるものではない男性ホルモンが大量に混入していた。
それを【深海振興】に突きつけてみるとぼろぼろと【リアス】と繋がっていることを白状したらしい。
あのジュース【サイダー青春の味】も【深海振興】が開発した薬が混ぜられたらしい。
【深海振興】は人体に悪影響がでるため渋ったがむりやり作られていたらしい。
元々はその薬は偶然の産物だったらしいが【リアス】が買い取る形でジュースに混ぜらていたらしい。
ジュースに混ぜられたことを【深海振興】は知らなかった。
【深海振興】は怪しいと思い【リアス】に薬をどうしているか聞いたらしいが金を詰まれて黙らされたらしい。
夕菜「ってことは【リアス】は認めたのか?」
美紀『それはまだよ。
今から逮捕状を持っていくのよ。』
夕菜「が、がんばって。」
美紀『がんばっちゃっうよぉ~私の可愛い夕菜ちゃんのためだもの。』
夕菜の背中に変な汗が流れた。
夕菜「そ、それじゃぁ…俺は授業に戻るよ…」
美紀「情報が出来たらまだ電話するねぇ~」
そういって電話は切れた。
夕菜「…まぁ一件落着で良いのかね…」
池田「どうだったんだ?」
夕菜「裏が取れたみたい。」
池田「じゃぁ戻れるのか?」
夕菜「さぁな。」
夕菜は池田に後ろ向きで手を振りながら、職員室を去っていった。
放課後になった。
夕菜は今日も直樹、桃子と一緒に帰っていた。
友梨はまた部活で部員をしごいているだろう。
すると夕菜の携帯にタイミングよく電話がかかってきた。
夕菜「もしもし・・・」
美紀『夕菜ぁ~。ちょっと明日、警察に来てくれな~い?』
夕菜「何でだ?」
美紀『逮捕したはいいんだけど…
一応事実は認めたんだけど…変わった奴を集めろっていってきたのよ。
集めないと詳しくは何も話さないって。』
夕菜「何で?」
美紀『知らないわよ。
だから今警察に届けられている人へ電話してるのよ。
夕菜も周りに警察に届け出してなくて夕菜が知ってる人がいたら連れて来てぇ~じゃ』
美紀は夕菜の返事を待たずに電話を切った。
夕菜「人の予定も聞かずにきりやがった。」
夕菜(明日来いって…明日学校じゃねぇか…休めって事か?
よっしゃぁ~)
そこで隣で黙っていた直樹と桃子が話しかけてきた。
直樹「どうしたんだ?」
桃子「夕菜の言う姉さんって警察でしょ?
どうしたの?」
夕菜「明日学校休んで警察のほうに来てくれだって、学校がこれで休める。」
桃子「あはは。で僕は行かなくていいの?」
夕菜「あっそうだ。
一緒に来てくれ。」
桃子「分かった。」
そのあと、夕菜と直樹と桃子は他愛も無い話をして分かれた。
次の日
夕菜と桃子は学校に休むことを伝え警察署に向かっていた。
夕菜はスカートに慣れてしまっているのを
夕菜と桃子は二人で駅に向かっていた。
そこに横につけられた車から話しかけられた。
美紀「夕菜ぁ~」
夕菜は呼ばれて声がかけられた車を見た。
夕菜はその車を見たときいつもと違うと思った。
そこには声の主である美紀が乗って手で招いていた。
夕菜と桃子は横を向いて美紀と話した。
夕菜「どうしたの?美紀姉さん。」
桃子「お久しぶりです。」
すると美紀はあらかじめ考えていたのか考えることも無く、
美紀「夕菜達を迎えに来たのよ。」
この言葉を聞いて夕菜はいつもと車が違うことが分かったのだった。
いつも美紀が乗ってきていたのは自家用車でなかは・・・整理整頓されておらず散らかっていた。
しかし今乗っているのは公用車のようだ。
夕菜はそれを確認した後、後部座席に乗り込んだ。
桃子は美紀にお礼を言いながら車に乗り込んだ。
夕菜と桃子が車に乗り込むと美紀は車をだした。
夕菜「で。俺達を今日なんで連れて行くんだ?」
美紀「昨日電話で言った通りよ。」
桃子は車に入ってから鞄からだしたノートパソコンでなにかを調べていた。
夕菜「で。
真は何をしているんだ?」
桃子「ちょっと、ネット上でこの性転換者が警察によって集められているのを書かれていないかを調べてる。」
夕菜「でどうだ?」
桃子「書かれているね。
ついでにこんな画像も出回ってる。」
桃子は夕菜にディスプレイを見せた。
そこには大きく映し出された【リアス】の社長がパトカーに乗せられる画像だった。
夕菜「作者さ~ん。更新遅かったけどどうしたの~?」
作者「そ、それは…」
夕菜「それは?」
作者「別の事が忙しかったのです。」
夕菜「別の事とは?」
作者「ゲー…ゲフンゲフン宿題よ?!」
夕菜「嘘だね。」