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美紀との話し合い

物語に出てくる団体名、会社名、人物名などは

実際の団体名などとは当たり前ですが関係ありません。

美紀が夕菜の家に尋ねてきてから少し時間がたった。

数人の捜査員と、美紀、夕菜はリビングに移動した。

直樹と桃子には、横の部屋で待ってもらっている。

呼んだら着てくれるように予定している。


夕菜は話始めた。

夕菜「今回ここに集まりいただいたのは、

   俺達…つまり性転換者が元に戻ることが出来るかも知れないという情報が入ったからです。」

美紀「それは?」

夕菜はテーブルの上に風邪薬を置いた。

夕菜「これを飲めば一定時間だけ元に戻ることが出来ます。」

美紀「確証は?」

夕菜「ありますよ。

   真入ってきてくれ」

夕菜は横の部屋で待機していた桃子を呼んだ。

この時はこの場にいるのは夕菜が元々男だったことを知っている人ばかりなので、男言葉で言った。

桃子がリビングに入ってくると美紀が桃子に聞いた。

美紀「貴方は?」

桃子「僕は今では工藤桃子と名乗っていますけど本当は川西真。

   あれによって性転換した一人です。」


そして桃子を交え、この風邪薬によって少しの時間だけ元に戻ることを美紀達に説明した。

美紀「じゃぁ君はこの薬を飲んで戻ってしまったのね?」

美紀は夕菜が机の上に置いた風邪薬を持っていった。

桃子「はい。」

美紀「でこれで何回も戻れるの?」

その質問には桃子は答えずに夕菜が答えた。

夕菜「俺が飲んだら髪だけが戻ったぞ。」

美紀「ということは、個人差があると」

夕菜「いや。俺は昔一回だけ戻ったことあるんだよ。

  だから抗体が出来ていたのかもな。」

美紀「じゃぁ一回だけは戻ることが出来ると?」

夕菜「今の所は良く分からないけど。」

美紀「この薬はもらっても?」

桃子「あっどうぞ。」

美紀「これ解析にまわして。」

美紀は手に持っていた風邪薬を後ろにいた人に渡した。

すると後ろにいた人々は多分警察署に戻っていった。


美紀「ところで貴方達は知ってる?」

夕菜・桃子「なにを(ですか)?」

美紀「最近、ネットの掲示板で貴方達つまりは性転換についての書き込みが多く書き込まれているのよ。」

美紀は鞄の中から何かを印刷した紙を見せてきた。

夕菜「これは?」


美紀「これは性転換関係について書かれた掲示板のコピーよ。

   なぜかそのような掲示板は立ち上げられて2日で消されているのよ。なぜか…」

夕菜と桃子は冷や汗が流れた。

夕菜「誰かが消してるんだろうな。」

桃子「うんうん。。。」

夕菜「それよりも戻らなくて良いのか?」

美紀「戻らなくちゃ駄目なんだけど…

   勇馬。可愛くなったわねぇ~」

美紀は夕菜に抱きついてきた。


夕菜「うわぁ~やめろぉ~」

夕菜は静止を願ったが無視された。

美紀「かわぁいぃ~」

美紀は抱きついてきている。

夕菜「真助けてくれぇ~」

桃子は夕菜と美紀を見比べて

桃子「む、無理…」

夕菜「じゃぁ直樹~助けてくれぇ~」

夕菜は別の部屋にいる直樹を呼んだ。


直樹が駆けつけてきた。

直樹「どうしたっ!! っうわっ!!」

直樹は美紀が夕菜に抱きついているのを見ると引いた。

直樹「・・・俺も無理だ…」

美紀はその後10分間夕菜に抱きついていた。


夕菜「…はぁ…落ち着いたか?姉さん?」

美紀「落ち着いた。」

美紀は満面の笑みでいった。

美紀「じゃぁ私は帰るわ。じゃ」

美紀は走って玄関も閉めずに夕菜の家から飛び出していった。



夕菜「さてと…これで俺達はもう何もすることがなくなったがどうする?」

夕菜は一段楽したので直樹・桃子に聞いた。

直樹「俺は家に帰るよ。」

桃子「じゃぁ僕も家に帰ることにするよ。」

夕菜「あぁそうか。

   じゃぁな。」

直樹と桃子は美紀が開け放って行った玄関から出て行った。


夕菜は二人が帰った後夕食を作って食べ、パソコンの前に座った。

夕菜「さてと…」

夕菜はパソコンを起動させ、インターネットにつないだ。

そして夕菜は検索を利用して、今日の風邪薬のメーカー【深海振興(株)】を検索した。

夕菜「やっぱり表のサイトには大した情報は無いか…」

夕菜はUSBメモリーをどこからともなく取り出し…キーボードを叩き出した。

ディスプレイには文章が物凄い速さで流れている。

ページが変わった。

夕菜「よし…」

夕菜は出てきたページを調べだした。

夕菜「やっぱりな…」

夕菜が呟いた瞬間後ろから話しかけられた。


優子「勇馬~何してるのぉ~?」

夕菜「ゲッ…」

優子「懐かしいわね。勇馬がパソコンを弄るなんて。」

夕菜「ちょっとな。」


優子はディスプレイを覗き込んできた。

優子「何々?深海振興業務関連会社…

   どうしたのこれ?」

夕菜「いやな。この会社の風邪薬でな一人戻ったんだよ。

   すこしの時間だけだけどな。」

優子「え?それ本当?」

夕菜「俺は髪しか戻らなかった。」

優子「そうなの?

   でどうして業務関係会社なんか…」

優子はスクロールしてみていった。

優子「あっこれは…」

優子が指を指した。

そこには勇馬達を性転換させたジュースを開発したメーカーの名前があった。

優子「ここに名前があるということは…」

夕菜「そうだ。

  この会社とあのメーカーは繋がっている。」








夕菜「これって事件ってタグ入れたほうが良いんじゃない?」

作者「そうだねぇ~」

夕菜「入れておいてね。」

作者「一応 事件(笑) にしておくねぇ~」

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