夕菜の電話先
なぜか !重要なお知らせ!R指定作品の扱いに関して
というのが着たのですが・・・
私はRを書いているつもりは無いのですが一応キーワードにR-15入れておきます。
プルルルルルル
夕菜は番号をプッシュしてから電話を耳に当て少し待っていたが、なかなか相手が出る様子が無い。
夕菜「早く出てくれよ…」
夕菜はなかなかでない相手にいらだった。
そしてようやく電話が繋がった。
???「なんだ?夕菜?」
夕菜「父さんか?!
頼みがあるんだが俺らみたいな奴の捜査する所に美紀姉さんって配属されていたよな?
電話番号教えてくれ!!
新しい情報があるんだ。」
春樹「確かにあるが…新しい情報とは?」
夕菜はこの前春樹が家に帰ってきたとき
警察官で親戚の夕菜にも知っている山瀬美紀が夕菜のような性転換した事に対する捜査本部に配属されている事を聞いていた。
夕菜「俺が元に戻れるかもしれないんだよ。」
春樹「え?それは本当なのか?」
夕菜は風邪薬で元に戻った桃子を例に出して話した。
春樹「そうなのか。
じゃぁ言うぞ。
080-****-****だ。」
春樹は美紀の電話番号を言った。
夕菜「OK。」
夕菜は春樹の返事を聞かずに電話を切った。
直樹「お前の親戚に警官なんかいるのか…はじめて知ったぜ。」
その様子を見ていた直樹は素直に言った。
夕菜「今まで言ってなかったしな。」
直樹「その人に捕まることのないようにしろよ」
夕菜「分かってるって。」
夕菜は春樹から聞き出した美紀の電話番号をプッシュした。
プルルルル
ガチャ
美紀『はい。もしもし。山瀬です。』
夕菜「もしもし。美紀姉さん?」
美紀『誰?』
夕菜「姉さん。俺だよ。親戚の勇馬だよ。」
美紀『私の親戚に確かに勇馬はいますが、貴方のような声ではありません。』
夕菜「そうですか…では貴方は皆に隠している百合ということを言いふらすことになりますがいいですか?」
美紀『いやぁ~!やめて勇馬。分かったから。』
夕菜の言う通りこの山瀬美紀は大の女好き、百合なのである。
この事は美紀の家族と親しい友人、勇馬ぐらいしか知らない。
夕菜「最初から分かってたでしょ?」
美紀『うぅ。うん。
性転換者の名簿見て勇馬の名前があったからおじさん(春樹)に聞いたらその通りだって言うから。』
夕菜「で?
性転換者を元に戻す術は見つかったのか?」
夕菜はあえて自分から情報を先に見せずに美紀の言葉を待った。
美紀『ないわよ。
あの会社は完璧に否認しているし、家宅捜索でも何も出てこなかったのよ。
まったく情報が無いのよ。
なぜかその性転換者が立ち上げた掲示板は早々なくなっていくし…』
夕菜は美紀の言葉を聞いて冷や汗をかいたが言葉を口から出した。
夕菜「俺が今、面白い情報持ってるって言ったらどうする?」
美紀『何かもってるの?』
夕菜は電話越しに見えるはずも無いのだがニヤリと笑った。
夕菜「あぁ。
俺達が元に戻れるかもしれない情報をな。」
すると電話越しに美紀の雰囲気が変わったことを感じた。
美紀『それは何?』
夕菜「ちょっとしたサンプルがあるんだ。」
夕菜は手に持った、風邪薬のビンを揺らしながら言った。
美紀『勇馬は今どこにいるの?
今から行くわ。』
美紀はこの情報に食いついてきた。
夕菜「今から1時間後俺の家で待ってる。
じゃぁ。」
夕菜はまた相手の返事を待たずに電話を切った。
夕菜は電話を切った後、携帯の電源自体もきった。
夕菜「さてと。じゃぁ俺は家に戻らなくちゃいけないな。
直樹ここは任せれるか?」
直樹「あぁ。」
夕菜が直樹に桃子の様子を見ておいてくれと頼んでいる間に桃子が起きてきた。
桃子「勇馬、家に戻るのか?」
夕菜「あぁ。…」
夕菜は桃子に今までの電話の内容を話した。
桃子「じゃぁ僕も行く。
戻った人がいた方が信憑性があがるでしょ?」
夕菜「あぁ。分かった。
直樹はどうする?」
直樹「俺も行くよ。
乗りかかった船だしな。」
夕菜、直樹、桃子は桃子の家を出た。
夕菜「直樹とばせぇ~」
夕菜が叫んだ。
直樹「絶対に間にあわねぇよ。あの信号!!」
桃子「夕菜!!絶対無理。」
直樹はスピードを落とした。
今の体勢は夕菜の自転車に直樹が運転し、その後ろに夕菜が乗っている。
欲に言う二人乗りっていう奴だ。
その横に自分の自転車に乗った桃子が風邪薬のビンの入った夕菜の鞄をかごに入れて走っている。
夕菜「無理だったか。」
直樹「だからいっただろ。」
桃子「あの距離から青でもいけるわけが無いじゃん。」
夕菜「私一人なら多分いける。」
夕菜は街中なので一人称は私だがほとんど男言葉になっていた。
こうして夕菜の家に着いたのだが…駐車場にはもう一台の車が止まっていた。
夕菜には見覚えがあった。
夕菜「あれは…美紀姉さんの車だ…
早すぎねぇか?」
夕菜達が自転車で飛ばして帰ってきて10分かかった。
美紀の勤める警察署からはこの家までは少なくとも車で20分はかかる。
こんなに早くに美紀の車があるのはおかしいのであった。
夕菜は怖くなり駐車場に近づかずに自転車を庭に置き
裏口から入った。
ピンポーン
そして約束の1時間後ぴったしに玄関のベルが鳴った。
夕菜「あいてるよ。」
すると玄関は思い切り開き美紀と数人の捜査員が入ってきた。
美紀「勇馬~可愛くなったねぇ~」
美紀は顔を合わせた瞬間そういった。
夕菜「第一声がそれかい!」
夕菜「作者さん。前書きって全員に来ているんじゃないか?」
作者「知らないわよ。私は初めて小説書いてるんだから。」
夕菜「初めてで知ってたら凄いな…」
作者「・・・著者全員に来てるのかな…」