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夕菜と友梨

少し更新の間隔が一日伸びました。

すみません。。。

???「勇馬起きて!!遅刻するよ!!」

夕菜「友梨…後、五分だけ…」

夕菜は声を聞いて友梨が起こしに来たのが分かった。

友梨「勇馬!!」

友梨は夕菜の布団をはがした。


夕菜「寒い…」

夕菜は体を丸めて言った。

友梨「遅刻するよ!!」

夕菜はしぶしぶ時計を見た。

時間はいつも夕菜が学校に出る時間だった。

夕菜「やば。」

夕菜は急いで、着替えるために制服を手に取った。

そして夕菜は何時もと違う感触に戸惑った。

夕菜 (え?)

夕菜が持っていた制服は男子の制服だった。

夕菜の記憶では自分は今女になっているはずだった。

昨日までは夕菜として学校に通っていたはずだった。

だから持つものは男子の制服ではなく、女子の制服ののばずである。

夕菜 (戻ったのか?)

夕菜は自分の体を見た。

だがそこには男の象徴といえるものはなく、夕菜の体だった。

夕菜は訝しげな顔をした。

すると友梨が話しかけてきた。

友梨「嘘よ。今の勇馬はこっちの制服よね。」

友梨は女子の制服を夕菜に渡しながら言った。

夕菜「友梨部屋から出ていって。」

夕菜は友梨を部屋から追い出し、着替えた。

夕菜は着替えながら学校に遅刻すると言っておきながら

特にあせった様子の無い友梨に疑問を持った。

夕菜「友梨入ってきて良いよ。」

友梨「は~い。」

友梨はうれしそうな顔で言った。


夕菜は一つの結論に辿り着いた。

夕菜は携帯を開くと時間を確認した。

夕菜 (いつもより1時間はやい…)

夕菜「友梨、時計の時間変えた?」

友梨「うん。一時間ほどね。」

夕菜「じゃぁもう一度寝る。」

夕菜は制服に着替えて終わっているがもう一度ベッドにダイブした。

友梨「制服にしわつくよ。」

夕菜「俺は、別に気にしない。」

友梨「女の子は気になるの!!

  勇馬だって今は女の子でしょ夕菜。」

夕菜「じゃぁなんで俺の制服が男物になってたんだ?」

友梨「そ、それはただの勇馬の反応が知りたかったから…」

友梨はなぜか恥ずかしそうに言った。

夕菜「そうか。じゃ寝る。」

友梨「それが遅刻になる元なんだよぉ~」

夕菜はその言葉を聞き目が覚めた。

夕菜は好きで遅刻間際に駆け込んでいる訳ではない。

夕菜「よし。もういくか」

友梨「うん。」

友梨は夕菜が好きで遅刻ギリギリに来ているのではないことを知っているので

了解して自分の鞄を取った。


夕菜と友梨は学校へ自転車に乗って移動していた。

すると途中で直樹に出会い話しかけてきた。

直樹「お~い。夕菜と、友梨?!」

夕菜が友梨と一緒にいることに驚いたのだろう。

それに夕菜が次にかけてきた言葉にも驚いた。

夕菜「よぉ直樹。」

夕菜は友梨と直樹以外に周りにいなかったから男言葉でいった。

直樹「お、おい。」

夕菜「ん?あぁ別に大丈夫だぞ。」

夕菜は直樹が聞きたかったことを言った。

夕菜「俺が何で友梨の前なのに女言葉でないかだろ?」

直樹「その通りだが。教えたのか?」

夕菜「あぁ。」

夕菜と直樹は話していたが、友梨は二人の話を聞いていておかしな点に気がついた。

友梨(勇馬が直樹の前で女言葉じゃない。

   ってことは直樹は勇馬の事を知ってる?)

友梨は夕菜を引っ張った。


夕菜「なんだ?」

友梨「直樹も知ってるの?」

夕菜「あぁ。知ってるぞ。確か、俺と直樹が付き合ってるっていう噂が出たときがあっただろ?」

友梨は少し考えて

友梨「そんなのもあったわね。」

友梨「そのときだよ。俺の事を直樹に言ったのは。

   特にこいつは信用できるしな。」

夕菜は直樹を指しながら言った。


夕菜「じゃぁ直樹先に行くな。」

直樹「おぅ」

夕菜と友梨は自転車であるが、直樹は歩きである。


八栗高校は登校手段などは特に指定しておらず基本は自由である。

大半は徒歩か自転車だが、中にはスケートボードで来るものや、

ロラースケートで来る者、毎日親の車で送り迎えしてもらっているものや

リムジンに乗って登校してくる者、バイクで来る者がいる。

最も、リムジンに乗ってくるのはお金持ちの息子などである。

バイクで来る者には学校への申請がいるが免許を持つことには学校への申請はいらない。

だから夕菜、直樹もバイクの免許は持っている。


夕菜はいつも健康の為に歩いていっているが今日は珍しく自転車で登校したのだった。



夕菜が教室に入ると桃子の姿を探したが来ていなかった。

夕菜(なんだ。真はまだきてないのか…)

桃子は結局この日学校にこなかった。


夕菜は桃子が学校に来なかった理由を聞きに池田に行ったが池田は職員室にいなかった。

夕菜は池田は煙草でも吸いに屋上にいるのだと検討を付け、屋上に上がっていった。

そこに池田はいたが一人ではなかった。

夕菜は物陰に隠れてその話を聞いた。

???は夕菜に背を向けていたため顔を見ることは出来なかったが声で少し年老いた男の声だと分かった。

???「池田君、こんどは頼むよ。君の部活のおかげでこの学校は持っているようなものなんだ。

   今度は優勝してくれたまえ。」

???は隠れている夕菜の横を通って校舎に入っていった。

夕菜は通りすがる???の顔を見た。

夕菜(校長?)

夕菜は校長がさってから池田の前に姿を現した。


夕菜「池田先生。」

池田「あぁ。勇馬か。」

夕菜は回りに誰もいないことを確認した後

夕菜「なんてことを校長と話してんだよ。

   でもいまの話しから友梨たちは優勝できて無いみたいだな。」

池田「あぁお前が変わってから友梨の奴が変わってな・・・

   凄く弱くなったんだ。」

夕菜は少し考えた後。

夕菜「多分次の試合は大丈夫だ。」

池田「なんでだ?」

夕菜「友梨に俺の事をいったからだ。  

   あいつの不調は俺のせいだったみたいだしな。」

池田「なるほど。」

池田は夕菜が友梨に教えたことに驚かなかった。

夕菜「おどろかないんですか?」

池田「何にだ?」

夕菜「俺から友梨にこのことを教えたこと。」

池田「あぁ。予想は出来てたしな。」

夕菜「さいですか。

   ところで工藤の奴なんで休んでるんだ?」

池田「ただの風邪らしい。」

夕菜「分かった。

   じゃぁな。」

夕菜は屋上から消えた。


夕菜「さてと、真の家にいくか。」

作者「いってらっしゃい。」

夕菜「あぁ。」

作者「行くんなら、食材でも持っていったら看病するつもりでしょ?」

夕菜「わかってら。」

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