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夕菜の苦労

夕菜が朝起きて携帯を見るとメールの着信が一件あった。

夕菜 (誰?)

夕菜が携帯を開きメール画面を開いた。

そのメールは直樹からだった。

『From:直樹

 本文:お前の事友梨にばれた様だぞ。』


夕菜羽目を見開いておどろいた。

夕菜(な、なんで…

  友梨が?

  あの時にバレたのか?

   そんな訳ないよな…)

夕菜は先日の勇馬から夕菜になるのを見られたかと思ったが、

友梨は夕菜の家に入っていないので否定した。


夕菜は友梨が気がついているということの思考を一先ずおき学校に登校した。


友梨は学校に来ていなかった。

夕菜は学校についたとたん直樹に話しかけた。

夕菜「今日の朝のメールは何だったの?」

夕菜は周りが聞き耳を立てているといけないので女言葉で言った。

直樹「読んで字の通りだ。」

直樹は普通に答えた。

夕菜「あぁそうかい。」


そして授業と授業の間の休み時間。


夕菜は夕菜の席の近くで話されていた会話に耳を傾けた。

生徒A「あの掲示板みたか?」

生徒B「どの掲示板だ?」

生徒A「某メーカーのジュースを飲んだら性転換したっていう事を書いてた掲示板だよ。」

生徒B「あぁ。それか見たぜ。」

生徒A「その飲み物って今販売されているものだし。

    本当なんだろうか?」

生徒B「買ってみようぜ。」


こんな話を夕菜は耳に挟んだが後で調べようと思い

耳を傾けているとその掲示板のサイト名が分かった。


こうして休み時間が終わり、授業が始まった後も夕菜はなぜ掲示板に性転換の事が

載っているのかが不思議で仕方なかった。

夕菜(このことは報道規制が入っているはずだ。)

それを考えることにより授業が頭に入らなかったのは当たり前だった。


そして時間が過ぎ昼休みになった。

夕菜はお弁当を持って屋上に行った。

弁当はよりにもよってまたメロンパンだった。


少しして直樹が鞄を持って現れた。

直樹「待ったか?」

夕菜「少し待った。」

夕菜はメロンパンを食べながら言った。

直樹「今日も、メロンパンか…」

直樹はあきれたように言った。

夕菜「このカリカリモフモフがいいんだよ。」

夕菜はどこかで聞いたような台詞をいったが直樹は無視をした。


直樹「ところでさ、昨日こんな掲示板を見つけたんだよ。」

直樹は鞄からノートパソコンを出して、夕菜に見せた。

夕菜「ん?

   某メーカーのジュースによって性転換した人の掲示板?」

夕菜はトップに書かれていた題名を読んだ。

直樹「そうだ。

   こんな掲示板が最近増えてきているんだ。

   たしかこれって報道規制があるんじゃなかったか?」

夕菜「まぁそうなんだが…」

夕菜は直樹からパソコンを奪って、学校のインターネット環境に接続した。

直樹「なにするんだ?」

夕菜「このページを削除する。」

夕菜はパソコンにどこから取り出したのかUSBメモリーを指した。

そして夕菜はキーボードをたたき出した。

そして夕菜はEnterを力強く押した。

夕菜「ついでにこの掲示板も、っと」

夕菜は昼休みに聞いた掲示板をみてすぐに消した。

直樹「終わったのか?」

夕菜「まぁな。」

夕菜はパソコンについているUSBメモリーを抜きながら言った。

直樹は夕菜が何をしたかは聞かなかった。


直樹「だがこういうサイトは今どんどん増えてるんだが。」

夕菜「全部ぶっ潰す。」

直樹「なんでお前がそんなにむきになっているんだ?」

夕菜「こういうサイトがあったら俺みたいな性転換者が攻められてくるんだよ

   例えばあのジュースが発売されてからの転校してきた女子が怪しいとかな。」

直樹「そんなことあるのかな…」

夕菜「今日の昼休みに聞いたんだよ。こんな掲示板があるって知っている人がいるんだよ。

  ということは聞いてくる可能性がある。」

直樹「そんなに気にすることか?」

夕菜「気にする。」

直樹「そうなのか?」

夕菜「そうよ。」

直樹「なんで女言葉に戻したんだ?」

夕菜は直樹の言葉を受けて今さっき屋上に上がってきた人たちを指差した。

直樹「あぁなるほどな。」

夕菜「こんな掲示板があったら私が困るのよ。」

直樹「わかったよ。」

そして夕菜と直樹は分かれた。


これまでの話から分かるように夕菜と直樹は勉強以外では頭の回転が速い。



夕菜は直樹と話している間はメロンパンを食べていなかったので食べ終えてから

教室に戻った。


夕菜は自分の席に座ると周りの会話に耳を傾けた。

結果、周りの生徒達がそこまであの掲示板を知っているわけではないことが分かった。


そして今日の授業が終わり、夕菜は教室を見回した。

夕菜(友梨は今日来なかったな…)

今日は友梨は学校を休んだみたいだった。

夕菜(友梨のやつどうしたんだろう。)

友梨は昨日から夕菜のことを考えていて学校に行くのを寝過ごし

休んだだけだった。


友梨「最後の言葉、私がレズみたいじゃない!!」

作者「あ~本当だ。私書きながら何も思わなかったよ。」

作者は瞬時に現れて友梨の言葉に返事をした。

友梨「作者さんっていつも変な出方してくるよね。」

作者「えへへ。それほどでもぉ~」

友梨「ほめてない。」

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