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友梨と直樹

時間は少し戻り友梨が勇馬の家から帰った後のお話


夕菜が勇馬だったことを知った友梨は優子の前ではフォローするといったが

どのようにフォローしていけばいいのかが分からなかった。


友梨 (どうしたらいいんだろう…)

友梨は勇馬の家から帰ってからそれを悩んでいた。


すると突然友梨にある考えが浮かんだ。

友梨 (直樹に相談したらいいんだ。)

しかし友梨は今日の優子との会話の中で直樹にはばれていないということを

聞いたことを思い出した。

友梨 (聞いたらだめかな…)


友梨はしばし考えた後

直樹に相談することに決めた。


友梨は携帯を手に取り、直樹に電話をかけた。


プルルル


数回コールがなった後、電話が繋がった。

友梨「もしもし。」

直樹『只今、この電話番号は使われておりません。

   電話番号をお調べのうえおかけ直しください。』

電話の向こうから直樹の声で言ってきた。

友梨「直樹。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」

友梨は気にせずに通話を始めた。

直樹『あぁ。なんだ?』

直樹はそう返されるのを予測していたのか別に驚くことも無く返してきた。


友梨「私の友達にね。

   ある事を隠している子がいるのよ。」

友梨は一先ずここで文をきった。

直樹『それが?』

友梨「その事を誰にも言うことができないみたいで隠したいらしいのよ。」

直樹『ふんふん。』

友梨は直樹が聞いていないような返答を返してきたが無視をして話を続けた。

友梨「私はその事を知っちゃったんだけど周りからフォローしてあげようと思ったんだけど

   どうしたらいいと思う?」

友梨は勇馬(夕菜)のことだとは言わずに

性転換の事をある事としていった。

直樹『…』

直樹は少しの間考えて言葉を発した。

直樹『そうだな…周りの会話がその事に近づかないようにコントロールすることだな。』

友梨「というと?」

友梨は直樹の言ったことの意味が理解できなかったようだ。

直樹は具体的な例を出して友梨に教えた。

直樹『ある事を性転換だと例える。

   それ方面に周りの会話が行きそうになったら

   話題を変えるんだ。今話題の俳優とかの話にな。

   すると、その子に会話が行ったときは俳優の話になっている。

   その子は性転換の話からおどおどしなくてすむようになるんだ。』


直樹は長々としゃべっていたが友梨は直樹がある事を性転換と例えたので固まってしまっていた。

少しの時間を置いて

友梨「たとえで性転換を持ってきた直樹は…」

友梨はごまかすためにそういったが言葉が震えていた。

直樹『あ?俺は決してそんな男じゃないぞ!!』

まだ友梨は思ったことを全て言ったわけではないのだが直樹は察したのだろう否定してきた。

どうやら友梨お動揺は直樹に伝わっていなかったようだ。

友梨「うんうん。分かった。分かった。直樹はそんな男だったんだね。」

友梨はわざと直樹の否定を無視した。

直樹『だから違うって…』

友梨「答えてくれてありがとね。じゃぁ」


プチッ


友梨は直樹が反論してきていたが直樹に礼を言って勝手にきった。

友梨 (周りの会話をさりげなくその方向から変えたらいいのね…)

友梨は直樹の言葉から何かを考えはじめていた。




友梨から電話が来たときの直樹は自分の部屋でインターネットに勤しんでいた。

直樹は急になりだした携帯に驚きはしたもののかけてきた人物が友梨だったこと変な顔をした。

友梨は直樹にあまり電話をかけてくるのはろくでもないことばかりだ。

直樹は一瞬戸惑ったが友梨からの電話にでた。

直樹「只今、この電話番号は使われておりません。

   電話番号をお調べのうえおかけ直しください。」

直樹の言葉に友梨は特に気に留めることも無く話を続けた。

友梨『直樹。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。』

直樹「あぁ。なんだ?」

めずらしく友梨がまじめな雰囲気で電話をかけてきたので直樹は驚いた。


友梨『私の友達にね。

   ある事を隠している子がいるのよ。』

直樹の頭に夕菜の顔が一瞬浮かんだが友梨に何事も無いように返した。

直樹「それが?」

友梨『その事を誰にも言うことができないみたいで隠したいらしいのよ。』

直樹「ふんふん。」

直樹は友梨の話を聞いて、確実に夕菜のことだと分かった。

友梨『私はその事を知っちゃったんだけど周りからフォローしてあげようと思ったんだけど

   どうしたらいいと思う?』

直樹は夕菜の事が友梨にばれたものだと思ったが友梨が話している限り

知っちゃったといっており、教えてくれたとは言ってないので

友梨がどこからか知ったものだと見当をつけた。

直樹「…」

直樹は少しの間考えて言葉を発した。

直樹「そうだな…周りの会話がその事に近づかないようにコントロールすることだな。」

友梨『というと?』

友梨は直樹の言ったことの意味が理解できなかったようだ。

直樹は具体的な例を出して友梨に教えた。

直樹「ある事を性転換だと例える。

   それ方面に周りの会話が行きそうになったら

   話題を変えるんだ。今話題の俳優とかの話にな。

   すると、その子に会話が行ったときは俳優の話になっている。

   その子は性転換の話からおどおどしなくてすむようになるんだ。」


直樹がそういった瞬間電話の向こうがとても静かになった。

直樹が例えにした性転換とは今の夕菜の事を言ったつもりだった。

電話の向こうが静かになったということは友梨のいうある事は性転換であることに確信した。


少し間があり、

友梨『たとえで性転換を持ってきた直樹は…』

友梨はちょっと動揺した声で返してきた。

直樹「あ?俺は決してそんな男じゃないぞ!!」

直樹は友梨が動揺をしているのを分かったがあえて突っ込まなかった。

友梨『うんうん。分かった。分かった。直樹はそんな男だったんだね。』

友梨にとって直樹の存在がおかしな方向に行きそうだったので直樹は全力で否定した。

直樹「だから違うって…」

友梨『答えてくれてありがとね。じゃぁ』


プチッ


友梨は直樹の否定を無視して電話を切った。

直樹「俺がおかしな人だと思われたか…」

直樹は呟いてしまっていた。


直樹は気を取り直して携帯を閉じ、ネット上にある某メーカーのジュースについて調べてはじめた。

直樹 (なんだ。この前俺が見つけた掲示板は数人が書きこんでいたが

    この掲示板は何十人って書き込んでる…

    こんなに多いのか。このジュースを飲んで性転換した人は…)

直樹はパソコンの横に置かれている某メーカーの例のジュースを手に取った。


これは警察の家宅捜索が入り、販売中止になった品物だ。

直樹はそれをどこから手に入れたのか持っていた。

直樹はジュースをまた机に置きパソコンでそういうサイトを片っ端から見て回った。


こうして友梨と直樹の一日は過ぎて行ったのだった。

夕菜「今回は俺の出番なし?」

作者「え?出てたでしょ。友梨と直樹の話の中に。」

夕菜「そんなのでたっていわねぇよ!!」



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