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夕菜の苦難③

バドミントンでのシャトルの事を書くのが大変なので羽にしました。

夕菜は友梨によって体育館に連れて行かれた。

夕菜(そういえば友梨の部活って…俺と一緒か…)

友梨は体育館の扉を開けながら、中にいる人に声をかけた。

友梨「さぁて。今日は運動神経抜群の夕菜をつれてきました。」

すると中にいた数人の女子は喜んだような表情だけに終わったが男子は騒いだ。

男子達「おぉ。山崎さんか!!部に入ってくれるのか?」

友梨「今日はとりあえず連れてきただけよ。」

友梨は男子の質問に答えた。

すると男子の中から直樹が出てきた。

直樹「夕菜。この部に入ってくれるのか?」

夕菜(そういえば俺が部活抜けたから直樹が部長なのか)

夕菜「いや。今日は、部活を見に来ただけ。入るかどうかはまだ分からない。」

直樹「そうか。」

直樹は沈んだ顔になった。

そのまま直樹は男子の輪の中に戻っていった。


そしてバドミントン部の部活が始まった。

基本的にはこの部活は最初の準備体操以外は全員でするといった物はあまりない。

その後は各自で練習をやっている。

それで強くなっていくのだからすごい。

夕菜は初めのころは見学をしていた。


すると友梨は直樹とシングルスを始めた。

夕菜はそのシングルを見ていた。

夕菜はその二人の動きの欠点についてつぶやいていた。

夕菜「友梨の場合は、技が上手いけどスマッシュなどの威力が弱い…

   直樹の場合は、技も威力もまぁまぁだが、体力が少ないからすぐにばてる…」

夕菜はこの呟きは誰にも聞かれていないものだと思っていた。

しかし横から、聞き覚えのある声が話しかけてきた。

???「山崎もそう思うか?俺もそう思ってたんだ。」

夕菜は急に話しかけられたので驚いた。

夕菜「聞いていたんですか?池田先生。」

横から話しかけてきたのは池田だった。

池田「気がついていなかったのか?

   俺はこの試合が始まる前からここにいたぞ。」

夕菜(知らなかった。)

池田「それはそうと山崎はやったことあるのか?」

夕菜「え、えぇ。少々なら。」

夕菜は池田の質問につまりながらも答えた。

池田「じゃぁちょっとやってみるか?」

池田はコート内で打っている友梨と直樹を指差しながら言った。

夕菜「えぇと…」

夕菜がしていいのかを考えていると夕菜、直樹がコートから出てきた。


池田「山崎さんを打たせてみろ」

池田が友梨に言った。

友梨「は、はい。夕菜はい。」

友梨は夕菜に直樹から奪ったラケットを渡した。

直樹「お、俺のラケット…」

友梨「小さいこと言わないの!!」

直樹は友梨に文句を言ったが一言で切られてしまった。


友梨は夕菜の手を取ってコートに入っていった。

夕菜(手を抜いたほうがいいよな…)

夕菜はそう考えていた。

だが友梨は夕菜に対して全力でスマッシュを打ってきた。

夕菜(まじかよ…一見俺は初心者だぞ…)

夕菜はわざととらなかった。

友梨「どうしたの夕菜?取れないの?」

友梨は夕菜に言ってきた。

夕菜「とってやるよ!!」

そこで夕菜は言い返した。

元々負けず嫌いの夕菜だここで引くわけがない。

友梨は少し笑ってきつく入れてきだした。

だが夕菜はそれを拾うだが夕菜は拾うと同時に疑問に思ったことがあった。

それは友梨の羽がいつもより遅いし、コントロールがおかしいのだ。

だが夕菜は拾い、反撃をした。

それを友梨はとり損ねてネット前に甘い羽があがった。

夕菜はそれを逃さずに決めに行った。


パンッ


羽は友梨のコートーではねた。

夕菜「友梨。それ全力じゃないよね。

   なにか別の事考えていない?」

夕菜は思ったことを直接言った。

友梨「な、何も考えてなんか無いわ。」

友梨は動揺しながら言った。

夕菜「それじゃぁ私はもう終わるわ。」

夕菜はコートから出てきた。

直樹「もう良いのか?」

直樹が尋ねてきた。

夕菜「友梨は今へんよ。見といて。」

夕菜はそのまま自分の鞄をもって、帰っていった。


友梨は夕菜が出て行ったあと考えていた。

友梨(私は…私は…)

友梨は夕菜には何も考えていないと言ったが、実際は考えていた。

友梨(私は勇馬のことを考えていた。

   でもちゃんと打っていたはずよ…でもなんで夕菜が私の考えを分かったの?)

友梨は自分の世界に入っていってしまった。コートのど真ん中で…


直樹「友梨の奴どうしたんだ?」

直樹は呟いた。

池田「分からないか?宮崎は自分のプレイがおかしいことに気がついていなかった。

   それを山崎夕菜に指摘されたんだ。

   しかも心の中までな。」

池田(あの山崎夕菜の打ち方は俺には見覚えがあるなんだ…)

池田は夕菜のプレイを見て、そのことに疑問に思った。

直樹「確かに今日の友梨のプレイはおかしかった。」

直樹も友梨のおかしさに気がついていたようだ。

だが夕菜には何も疑問を抱いていなかった。



夕菜は一人体操服のまま帰路についていた。

夕菜(友梨は何を考えていたんだ…)

夕菜は先ほど友梨に言ったことを考えていた。

夕菜(あれじゃ。いつも見てる様な言い方になっちゃったかな…)

夕菜は言った事を後悔していた。

夕菜(誰かは気がついた可能性があるかもな…)


この夕菜の予想が当たるなど誰もわからなかった。

夕菜しか考えていなかったが(笑)

夕菜「なぁ作者。」

作者「はい?」

夕菜「俺がさ友梨にあんないい方して大丈夫なのか?」

作者「大丈夫。予定のうち。」

夕菜「嘘だ。

   作者っていつも予定なんか立てないじゃないか!!

   確か、この部活の話を持ってきたのもただの思いつきみたいだし。」

作者「うっ。。。」

作者は心に深い傷を負った。

作者「な、なんでその事実を…」

夕菜「簡単な推理だよ。ワトソン君」

作者「・・・」

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