異世界マンションの秘密
二足歩行の大根が目の前まで迫ってきた。
「ちょっとウラス、これってヤバいの?』小声で話す
返事がない、おい!と背中を揺らすと、ウラスは残念なことに白目むいて失神していた。
え?そんなにやべーの?この大根?確かにデカさで言ったらクマぐらいはあるけどこっちからしてみればただ足の生えた大根。
ここが異世界じゃなかったら私も腰を抜かしてたかも知れないけど、ここは異世界。なんならどんなのが来るかワクワクしてた。
「?』
大根の方を見てみると何か視えてきた。
名前『ダイコン足』
弱点 『けっこうなんでも効く』
説明
『大根足とバカにされた女達の怨念から生まれた生物
趣味はランニング』
おい、結構適当じゃね?じゃあこの短剣、もとい果物ナイフで刺しても倒せんのか?やるしかないか、
一か八かだ!ありゃ!
ありゃとか意味不明な掛け声と共にダイコン足の足に果物ナイフを刺す。
するとどうでしょうダイコン足が爆散した。
まるで風船が割れるかの如く綺麗に散ってた。
「ウラス!起きろ!」
「うっ、はっ!?ダイコン足は!?』
「倒したよ」
辺りに散ったダイコンを見せた
「うひょーーー!やばすぎてテンション上げぽよ!
嬉しみが深すぎて謎に無敵感でるー!!!』
「いや、キャラかわりずきだろ!』