オタクな彼女は好きですか？

人気者、凪の歌を聴く。

何の曲を歌うか迷うな。

西野と行く時はふざけて変な曲を歌うが流石に女子の前では歌えない。かっこいいところ見せたいし・・・・・・。

でも女子と言っても普通の女子とは違う。鈴原はオタクなのだから俺が好きなアニメの曲を歌ったら良いのだ。

だから迷う事はない。

俺の選曲した曲が流れ始める。

「この歌知ってます。好きなんですよねー」

流石に知ってるか。まあ有名なアニメの曲だしな。

曲を歌い終わり、点数は87点。

めっちゃ上手いとも言えないしめっちゃ下手とも言えない中途半端な点数だった。

でも鈴原は曲を聴いてる時にノリノリで楽しそうだったのでそれが嬉しかった。

曲を歌っている時にノってくれる人は一緒にいて楽しい。

「やっぱりアニソンは良いですね」

「そうだな」

「いつもアニソンは歌ってないので今日はとことん歌わせてもらいますね」

「ああ、俺も歌いまくってやる」