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凪と人気者、自宅に帰る。
やっと駅に着いた。本当に帰宅ラッシュにはまると辛い。
サラリーマンの人達もよく毎日満員電車に揺られていられるなと思う。俺なら絶対無理だな。
「やっと着きましたねー」
「満員電車は辛いな。疲れる」
「私は先輩が守ってくれてたので疲れてないです」
「それならよかった」
もし鈴原が痴漢でもされたならダメだしな。男としてしっかり女の子は守ってあげないとな。
「先輩今日はありがとうございました」
「いや、こっちこそありがとう。楽しい休日になった」
「本当ですか!?それならよかったです」
秋葉原に初めて行って思ったのはオタクには最高な所だという事。また行こう。一人ででも。
「じゃあ先輩、また学校で」
「おう。学校でな。明日も休みだからってアニメばっか見てないで寝ろよ」
「そ、そんな事する訳ないじゃないですか」
あれは絶対にするやつだ。
だんだんと辺りが薄暗くなってきた。
「近くまで送ってこうか?暗いし」
「先輩は心配性ですね。大丈夫ですよ」
「ならいいけど。気をつけてなー」
「先輩こそ誰かに襲われるかもしれないですよー」
去り際になんて怖いことを言う後輩なんだ。そんな事で俺がビビるわけないのにな。・・・・・・走って帰ろうかな。




