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オタクな彼女は好きですか?  作者: 金野次郎
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凪、高校を卒業する2。

卒業式当日。今日は珍しく両親がいる。会うのは1年ぶりくらい。


「凪、服これでいいでしょう?」

「何でもいいよ。似合ってる似合ってる」


さっきからこの会話は何回目だろうな。女性は何歳になっても綺麗に見られたいから服装を気にするのは当然の事だろうけど。


「お母さん、写真撮らなくていいの?」

「卒業式の看板と一緒に撮るけど、4人で撮りましょうか」


久しぶりの家族写真だ。家族写真も何年ぶりだろうな。俺も結衣も大きくなったな。でも両親はあまり変わらない。大人になると身長も伸びないし顔もあまり変わらないからだろう。


「じゃあ、凪行くよ」


卒業式にはおふくろだけ来る。親父と結衣は留守番だ。卒業式が終わってから家族でご飯を食べに行くからその時に積もる話を沢山話そう。


学校に着き、体育館に向かう。そこで西野と西野の母親と会った。


「どうも〜」

「いつもお世話になってます〜」

「いえいえ、こちらこそ」


よくある親同士の会話だ。親同士で話しているから俺と西野は先に教室に行かないといけないから教室に行く。


「柳田、いつ告白するんだ?」

「卒業式終わってから会う約束してるからその時言おうかなって思ってる」

「そうか、頑張れよ」


告白するって決めてからずっとなんて言おうか考えていた。結局は普通に『好きです。付き合ってください』だろうと思ったからそう言おう。でもまずは卒業式。

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