凪と人気者、写真を撮る。
鈴原のメイド姿を写真に収めておきたい。
「写真撮ってもいいか?」
「いいですよ。可愛く撮ってくださいね」
許可も出たので早速撮ろう。
可愛く撮ってと言われたが元がいいから普通に撮っても可愛い。
「撮れましたか?」
「ああ、バッチリだ」
待ち受けにでもしよう。バレないように。
「折角なんで一緒に撮りましょうよ先輩」
「いいぞ」
メイドさんを呼んで写真を撮ってもらう。
「先輩ポーズとりましょうよ」
「どんな?」
「それはやっぱりハートですよ」
ハートって・・・・・・。ハードル高いな。
でもまあ鈴原がいいならするが。
俺と鈴原は片方の手でハートの半分を作って合体させた。
これは思ったより恥ずかしい。
鈴原はそんな事はなさそうにしていた。
「いい写真撮れましたね」
「ああ、待ち受けにでもしようかな」
つい欲望のままに喋ってしまった。
「止めてください。恥ずかしいんで」
「冗談だよ、冗談。待ち受けにでもして誰かに見られたらダメだろ」
「まあ、別にいいですけどね」
いいのかよ。そこはダメって言うところだろ。
「そろそろ違うとこ行くか。あんまり長居しちゃ悪いからな」
「それもそうですね」
俺と鈴原は「萌え萌え喫茶」を後にした。