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オタクな彼女は好きですか?  作者: 金野次郎
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凪、試験に行く。

試験当日。学校に行く時間よりも早く起きた。起きたと言うより起こしてもらった。自分で起きるのは得意じゃないから結衣に毎日起こしてもらっている。結衣に今日は早めに起こしてと頼んでいた。

時刻は午前6時。いつもより1時間早い。早起きした理由は大学には電車で行かないといけないからだ。

試験開始は9時。家から大学までは1時間。余裕を持って行くことにした。


「兄ちゃん、受験票持った?」

「さっき入れたよ」

「シャー芯ある?」

「ある」

「一応鉛筆も持っていって」

「筆箱に入ってる」


さっき一緒に確認したのに心配性の結衣は家を出る直前まで聞いてくる。


「じゃあ、行ってくる」

「頑張ってね!終わったら電話してね」

「分かってるよ」


駅に着いたから鈴原にメールしておこう。『今から大学向かう』送信っと。

直ぐに返信が来た。しかもボイスメッセージ。


「頑張ってください!先輩ならいけます。ファイトー」


駅のホームで聴いて、にやけてしまった。周りに誰もいなくてよかった。何あの人1人で笑ってるって思われないで済んだ。

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