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凪と人気者、年越しを一緒に過ごす7。
今年が終わるまで後1分となった。周りの人達も騒がしくなってきた。
「カウントダウン始まったよ」
「私達もしましょうよ先輩」
「そうだな」
30秒辺りから俺達もカウントダウンして、0時になった瞬間鐘の音がなった。ここにいる人達は叫んでいたり、0時の瞬間俺地球にいなかったと言ってる人もいた。
「あけましておめでとう」
「あけましておめでとうございます」
「あけおめです」
新年一発目の会話は挨拶から始まった。
「年も越したし家に帰るか」
「えー、もう帰るの?」
「明日初詣行くから早く帰った方がいいだろ?」
「それもそうだね」
「なら私も家に帰りますね。今日はありがとうございました」
「兄ちゃん、鈴原さん、駅まで送って行きなよ」
「お前はどうするんだよ」
「結衣は一人で帰るよ。家近いし」
結衣は気を使ってくれてるんだろうが結衣も普通に心配だからな。
「じゃあ送ってあげてね」
そう言い残して直ぐに行ってしまった。