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凪と人気者、年越しを一緒に過ごす2。
年末の食べ物といえばおせち。だから今、結衣はおせちを作っている。中学生でおせちを作れる人はいるのだろうか。料理上手の妹をもって良かった。
「鈴原さんいつ来るの?」
「7時くらいって言ってた」
「まだまだ時間あるじゃん」
「鈴原だって家の事しなきゃ行けないんだろ」
「それもそうだね」
おせちを作り終えた結衣は俺の座っているソファーの横に座りテレビを見始めた。
「年末年始はテレビ面白いのしてるから暇しなくて良いよね」
「そうだな、すること無かったらテレビ見てたらいいからな。夜は紅白に笑ったら尻叩かれるやつもあるしな」
あれ本当に面白いよな。本気で叩いてるんだろうか。痛そうにしてるけど本当に痛いのか気になるところではある。でも自分が叩かれるような事は生きていてないだろう。
結衣と一緒にテレビを見てだらだら過ごした。いつもの年末って感じ。