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凪と人気者、パーティーをする5。
結衣と鈴原が作ってくれた料理を食べ終え、3人でテレビを見ている。そろそろプレゼント渡さないとタイミングがなくなってしまう。
「なあ、鈴原、渡したい物あるんだけど」
「えっ、先輩が私にですか?」
「ああ、はいこれ、クリスマスプレゼント・・・・・・」
「ありがとうございます!これって今日店で選んでたやつですか?」
「そうだけど、」
「ならあの時、私に渡すって言ってくれたら勘違いせずに済んだのに〜」
「言ったら驚きが無くなるじゃんか」
「そうなんですけど〜、今日1日考えてたんですからね」
「何を?」
「秘密です。プレゼント開けてもいいですか?」
「いいぞ」
「これは、鈴のネックレスですか」
俺が選んだプレゼントは、鈴の形をしたネックレス。鈴原鈴音という名前にピッタリだと思って買った。喜んでくれるかどうか。
「これみた時、鈴原にピッタリだと思って」
「ありがとうございます!大切にしますね!」
喜んでくれているようで良かった。