凪と人気者、パーティーをする3。
プレゼントは何とか選び終えた。1時間くらい悩んだ挙句、店員の人にもアドバイスを貰い、決めることが出来た。これで鈴原が喜んでくれたらいいけど。
家に帰ると、結衣がパーティーの準備をしていた。
「飾り付けまでするのか!?」
「パーティーだから当たり前じゃん」
「去年までは料理作って、ケーキ食べたりだったのに」
「今年は鈴原さん来るんだからもっとちゃんとしないと」
「まあそうだな。俺も手伝うよ」
「じゃあ兄ちゃんはこっちの飾り付けお願い」
「うぃー」
飾り付けまでするとか凝ってるな〜。鈴原が来てくれるんだし楽しんでもらうためにはした方がいいか。
準備をし終えた頃。インターホンが鳴った。
「兄ちゃん、お願い」
玄関を開けると鈴原がそこに立っていた。
「少し早く来ちゃいました」
照れながら笑う鈴原の顔は可愛いなちくしょう。
「全然いいよ。今結衣が料理作る準備始めたところだから」
「そうなんですね!私も手伝いますね」
キッチンにいる結衣のところに行き、料理を始める鈴原。今から料理が出来るまでする事がない俺はどうしよう・・・・・・。
料理は手伝わないでいいと言われたし、大人しく料理を作っている2人の事を見ておこう。