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凪、冬休みの事を考える。
気がつけばもう12月中旬。鈴原と遊んでから1ヶ月が経った。あの日から鈴原とは遊んでいない。
学校で受験勉強をして、家でも勉強。そんな毎日を送っているから遊べない。
明日からは冬休みだし、もっと勉強頑張らないとな。
「柳田、お前冬休み何か予定あるのか?」
「勉強しないといけないからな。でも初詣は鈴原といくつもり」
「年初めに鈴原と過ごせるとは男子が羨ましがりそうだな」
「そういうお前は何かする予定でもあるのか?」
「当たり前だろ!まずスノボーにいくだろ。あと彼女と年を越すだろ。あと彼女と沢山遊ぶ」
充実しそうな冬休みだな。でも勉強いいのか・・・・・・。一応受験生だぞ。
「勉強しなくていいのか?」
「この前行きたい大学A判定だったから大丈夫!」
西野のやつ勉強できたのか、なんか悔しい。
「冬休み遊ぶ為に先に勉強しといたんだよ」
「なるほどな。頭いいな」
俺もそうしとけば良かった。なら鈴原と冬休みもっと遊べたのに。