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オタクな彼女は好きですか?  作者: 金野次郎
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凪と人気者、おしゃべりする。

盗み聞きを諦め、自分の部屋で勉強しているとドアが叩く音がした。


「鈴原か」

「はい」

「どうしたんだ?」

「先輩ちゃんと勉強してるのかなって」


どうやら風呂に行ったあとらしく、少し火照った顔をしている。いい匂いもするし。


「ちゃんとしてるみたいですね」


俺の机の上を見て言ってきた。やってるようにみえるが全然分からなくて開いているだけになっている。


「結衣ちゃん今お風呂行ってて暇なんで勉強手伝います」

「助かる。ここなんだけど分からなくて全然進まなくて」

「ああ〜、ここは難しいですね。ここはですね」


やっぱり鈴原は教えるのが上手い。先生とか向いてるんじゃないか。


「なるほど。ありがとう。助かったよ」

「いえいえ、先輩頑張ってますね」

「まあ、浪人したくないしな」

「そうならないように頑張りましょう」

「ああ」


勉強をちゃんとするようになって分かったことは勉強はやっぱり楽しくないって事。でも大学に行ってサークルなんかに入ったりして楽しそうだからその為に頑張っている。


「私も同じ大学行こうかな」

「鈴原ならもっといいとこ行けるだろ」

「そうですけど。知り合いいた方がいいじゃないですか」

「まあそうだな」

「それに大学生になったら一人暮らしですし、余計近くに知り合いがいないと不安で」


女子の一人暮らしは怖いよな。鈴原だし、ストーカーとかに遭いそう。


「まだ決める時間はあるからちゃんと考えて、それで一緒の大学なら一緒に大学生活楽しもうぜ」

「はい!」


正直、一緒の大学ならめっちゃ嬉しい。卒業したらなかなか会える機会ないから大学が一緒ならその心配はないし。でも鈴原の人生だからちゃんと考えてほしいから強制はしない。

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