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オタクな彼女は好きですか?  作者: 金野次郎
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凪と人気者、文化祭を楽しむ9。

お化け屋敷を出た後はのんびり話しながら食べ歩きをして過ごした。どこかに行ってはしゃいだりするのも面白いけどこうして話をしているのが1番楽しいし面白い。


『ミスコン出場者募集中でーす』


まだ募集してたのか。まあ明日の目玉イベントだし、気合い入ってるんだろうな。


「ミスコンだってさ。鈴原でないのか?」

「興味無いですね。見世物みたいで嫌なんですよね」

「だから去年も出なかったのか」

「はい」


まあ確かに、出場して審査されて、最下位とかだったら出場者の中で1番可愛くないと言われているみたいなものだ。最下位とか分からないけど。


『優勝商品も豪華ですよー』


「へ〜優勝したら何か貰えるみたいだぞ」

「そうみたいですね」


『この中から好きな物選べますよ〜』


そう言って掲げた優勝商品の候補欄には、人気ゲーム機や学食1年分とかあった。


「・・・・・・、先輩」

「どうした?」

「あの候補欄の中に」

「何か欲しい物あったのか?」

「はい!私の好きなアニメのキャラクターのスケールフィギュアが。今はもう手に入らないレア物の。しかもフィギュアと一緒にBlu-rayBOXも付いてくるみたいです」


めっちゃいいなそれ。普通に買ったらゲーム機より高いんじゃないか。


「私出ます」

「え!?」

「私ミスコン出ます」


欲しい物ためなら見世物になることなんて気にしないらしい。鈴原らしいけど。優勝したらタダで手に入るんだしな。人気者だし可愛いから優勝出来ると思う。


「じゃあちょっと、エントリーしてきますね」

「お、おう」


エントリー受付の人も驚いている。それはそうだろう。去年は頼んでも出てくれなかったのに今年は自分から名乗り出たんだから。もしかしてこの優勝商品は鈴原を釣るためのエサなんじゃないか。もしそうだったらまんまと釣れたわけだ。

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