凪、最近の生活に疲れる。
鈴原とカラオケに行ってから一週間が経った。
あれからの日々は大変だった・・・・・・。
何が大変かは言わなくても分かると思うがありとあらゆる男子から付き合ってるのか聞かれまくると言う事が起こった。
付き合ってないと言っても信じてもらえないしならどうしろと言うんだ。
毎日毎日聞かれるもんだから付き合ってるの事にした方が楽なんじゃないかと思うくらいだ。
それだとそれでまた面倒くさくなりそうだから辞めとくが。
「先輩最近大変みたいですね」
学校が終わり鈴原と駅まで向かっている。
鈴原は俺の疲れた顔を見て心配そうにしてなく笑っていた。
鈴原はこんな事は日常茶飯事かもしれないが一般人の俺には疲れる。
「まあな、でも大分慣れてきたよ」
「そうですか、なら良かっです。いっその事付き合ってる事にしますか?」
鈴原はまた悪戯な笑みをこちらに向けていた。
俺もその案は良いと思っていたから鈴原が良いのなら有難いが。
「俺もそれ良いと思ってたんだよ」
「え、いや、や、やっぱ無しで。バレたら面倒くさくなりそうなので」
鈴原の顔がほんのりと赤い気がする。
今日暑いからかもしれないな。うん、多分。
いや、別に鈴原が本気にして照れたとか思ってないよ。