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オタクな彼女は好きですか?  作者: 金野次郎
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凪と人気者、文化祭を楽しむ3。

「私買ってくるんで先輩は座って待っていてください」

「俺が買ってくるから鈴原が座って・・・・・・」


いや待てよ。今鈴原はメイド服を着ている。その鈴原をベンチに1人で座らせおくのは危ないぞ。男子共が寄って集ってきて大変なことになる可能性が高い。でも1人で買いに行かせても同じことになりそうだからここは。


「いや、やっぱ2人で買いに行こう。両手で持つのも面倒だろうしな。な!」


そう言うと鈴原は少し笑っていた。


「ありがとうございます。先輩はやっぱり優しいですね」

「普通だろ」


焼きそばとフランクフルトを買い終え、中庭のベンチに座る。

さあきたぞ。半分こして食べるのが。先ずは焼きそばから。


「はい、先輩。焼きそばどうぞ」

「お、おう」


まさか割り箸が1つしかないなんて。鈴原は何も思ってなさそうだから堂々と食べよう。


「普通だな」

「文化祭の出店ですからね」


次が問題のフランクフルトだ。さあどうでる。

鈴原は予想通り、フランクフルトを半分だけ食べて渡してきた。いいのか、食べてもいいのか本当に。


「どうしたんですか?食べないんですか?」

「あ、ああ食べるよ」


フランクフルトを食べ終えた時に狙っていたかのように鈴原が口を開いた。


「割り箸も、フランクフルトも間接キスでしたね」

「いま、言うなよ」


悪戯な笑みが可愛いなちくしょう。

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