凪と人気者、文化祭の話をする。
『まもなく〇〇〜〇〇〜』
俺たちの降りる駅の1つ前の駅に着こうとしていたからそろそろ起こすか。
「鈴原、もう着くぞ」
「う〜ん、、」
起きない。頭を俺の右肩でグリグリするのやめてくれ。理性がどうにかなってしまう。
「起きなさい!鈴原くん!」
「あっ、はい、起きてますよ」
先生に居眠りしてたのをバレた時みたいな感じで起きた鈴原。
「すいません、肩借りちゃって。疲れませんでしたか?」
「ああ、大丈夫大丈夫、むしろ」
「むしろ?」
「いや、何でもない」
「そうですか」
あぶないあぶない。むしろご褒美ですって言うところだった。
「本当にライブ楽しかったですね。また行きたいです」
「そうだな。次も機会があったら行くか」
「そうしましょう」
いつになるか分からないけどまた行きたい。俺が大学生になって落ち着いた頃に行きたいな。受験生だからな一応、勉強しないといけない。
「2週間後文化祭ですね」
「・・・・・・そうだっけ?」
「忘れたんですか!?一緒にまわる約束したじゃないですか」
そんな事もあったような無いような。
「先輩のクラスは何するんですか?」
「あ〜確か、休憩所とかだった気がする。そうしたらみんな文化祭楽しめるからそうなった気が」
「そんなのありなんですか!?羨ましいです」
俺もそう思う。俺もその方がありがたい。他のクラスに遊びに行けるしな。