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オタクな彼女は好きですか?  作者: 金野次郎
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凪と人気者、ライブを楽しむ5。

「今日はありがとう!本当に最高の日になったよー!」


そう言い残し、俺の好きな人が去っていった。

バトンを託された最後の人は鈴原が1番好きな声優さん。


「最後は私が歌うよ!盛り上がってこ!」

「「「いぇーい」」」


会場の盛り上がりは今日一と言っていい。ロック調の音がなり歌い始める。役は可愛い声が多いのに歌うとロックに合う声で歌うからギャップが凄い。


「みんな盛り上がってるねー!」


鈴原も隣でペンライトをこれでもかというほど振り回している。たまに俺に当たってるんだけど・・・・・・。まあ楽しんでいるからいいけど。


気がつけば残すはあと一曲。


「えー、次が最後の曲になります」

「えー」

「もっと聴きたい」


など沢山の声が飛び交っている。鈴原もその1人で隣で駄々を捏ねている。


最後の曲を歌い終わり、最後のMCをする時に今日出演した声優さんが全員集合してくれた。少しみんなで会話をして別れの挨拶をしてステージを去っていった。


こうしてライブは幕を閉じた。

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