凪と人気者、一緒の部屋に泊まる6。
鈴原に覗かれることなく、シャワーを浴びれた。何となく鈴原のすることは分かっていたから対処は出来たものの女子の事がよく分からなくなってしまった。
「あっ、やっと出てきましたね」
「何してるんだ?」
鈴原はパソコンを開けて何かしていた。
「小説ですよ。もうそろそろ出来そうなんですよ」
「本当か!早く読んでみたいな」
「もう少し待ってくださいね。先輩に1番に見てもらいたいですから」
「楽しみにしてるよ」
そうか、もうそろそろ完成するのか。恋愛ものということは分かるが最後に手伝って以降の事は何も分からないからなー。
それからも鈴原は黙々とパソコンとにらめっこ状態だ。
そんな中、俺はというと鈴原の邪魔にならないようにとベットの上でゲームをしていた。
ちゃんとベットは2つある。アニメや漫画みたいに1つしか無かったなんてことはなかった。現実にそんな間違いが起きるわけがなく、ドキドキもなく、1人で寝転がっている。
「先輩、先寝ていいですよ。今私結構ノリノリなんで」
「そ、そうか」
確かに鈴原の顔は何かに取り憑かれているかのような顔をしていた。これがおりてきたって言うやつか。知らんけど。