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幟怪談
短編集なのですべて読む必要はないのです。
幟といえば鯉幟を想像する人も多いでしょうが、今回はお店などが道路わきによく立てているあの旗みたいなもののほうの幟のお話です。
バスなどに乗っているとぼんやりしながら外の景色を眺めることは間々あることでしょう。その時に幟に書いてある文字を読んだり裏からだから読めなかったりということも経験したことがある人も多いでしょう。はたまたキャラクターの絵や写真だったりして好きなキャラがいてちょっと嬉しかったりする人もいるでしょう。
でも何も書いていない幟が並んでる光景を見たことがある人はそうはいないでしょう。
幟の製造工場なら別に立てる必要もないし不思議ですね。