賞がなかった
(2008.11.25)
(2008.11.26)
小説を企画するとしてその趣向は読者側の目線、著者側の好み、出版社の意向の三種類に大別できるだろう
もちろん今から作ろうとしているものは私だけの世界を作りたいという意志を存分に込めている。そのうえで読者が求めている異世界、転移、ファンタジー、チートの類も織り交ぜるつもりで「なろう」で文を書いている。
では出版社側の意向はどうだろうか。これについて言えば情報が足りない為にわかりかねる部分は多いのだが、倍率が宝くじよりもよさそうな賞レースを様々な企業で展開している。
「就職の際に面接先の給料や社風を知るようなものですね」
賞レースの大賞や副賞を期待して一攫千金千客万来を祈願するほど自信家でもないし腕や経験もないが、今から作ろうとする主人公もそういう類な気がする。ここは一時の恥と思ってみるのも良いと考えた。
私ごときが「あたれ」などと思って賞に応募することは欲深く慎みが足りないように思う。小説家としてはそういう大賞が対象にあるのならチャレンジしてみるのも自然なことかもしれない。
取らぬ狸の皮算用。「なろう」では青狸よろしく四次元ポケットやどこでもドアや魔界大冒険がわんさかひしめいている。狸の衣をまとった狐に私はなろうと思う。これでは種族「妖怪」だが。
「かけ言葉が多いけれどうまくなくてすいません」
現在応募できそうで自分の好みに合っている賞レースは、まだ告知はないが第六回オーバーラップWeb小説大賞と第七回ネット小説大賞らしい。
昔はもっとあったとかこういう賞の取り方があるとか説明されたサイトもあったが現状の身の丈で狙うのであればこの2つしかなさそうと考えている。
正方であれば、著名な出版社への応募をして「評価シート」というこの界隈では有名な通知簿を戴いて心を折られたほうが、技術もあがるし思い上がりもへし折られて良い結果が出そうな気もする。本来、先に「なろう」へアップしようというのが手順前後なのだ。
「手順前後というのは将棋などの盤ゲームでの用語です。たとえばある駒を右上に動かしてから上に動かすか、上に動かしてから右上に動かすかで良い手か悪い手かが変わるような手順によるトラブルを表す単語です」
ネット小説大賞はゲーム部門応募というのもあって少々気にかかっているところだが、これは自分の妄想が強すぎるためなので眼に入れなかった事にする。
できれば応募してみたいと思ったのが「オーバーラップWeb小説大賞」だったのだがどうやら第5回大賞は時間が合わずに見送り。昨年の傾向から見ると1月にまたあるかもしれないが期間を開けているのでない可能性が高い。下手に高望みするのもよろしくない。
ネット小説大賞七の応募期限2009年2月4日をマイルストーンとして応募することに決めた。
「1日2000文字未満しか書けない私がこのような無謀をして良いのでしょうか」。
まず応募するなら10万文字を目標にしたい。これはオーバーラップWeb小説大賞の投稿規定「10万文字」を満たす単位で、だいたいラノベ1冊分に相当する目安だ。実際は尋常ではない手直しがかかる筈だが……
これを目指すのであれば1日2000文字としたら50日で達成できる。現在が11月末なので1月後半に達成する見込みだ。
「VS CTHEEEEET」の執筆はまだ始まっていない。筆が走らないからではなくホップステップジャンプの着地点が見つからないからである。10万文字を目標とするまでの仕様を現在鋭意作成中である。この報告については明日行うとしよう。
(執筆時間:1時間1分+20分)
「1300文字で1時間なんですが」
「あるぇー?」
「さらにマキネッタの作業で20分かかっているのですが」
「あれれー?」