挨拶と自己紹介を忘れていた。
(2008.11.19)
(2008.11.20)
物事には順序がある。「#あらすじ」として前文を書いて伏線を貼ってはいたが、私が何者であるか改めて書く必要を感じた。正味の所で言えば誰も自己紹介を求めていないので書く意味はない筈だった。私が挨拶と自己紹介したいと思ったからするだけである。
単純に、今日の投稿はそれでお茶を濁して時間稼ぎしようと思っただけで、他意はない。珈琲なら濁った方が好きだ。
「キャラ付けじゃなくてホントに好きなんですよ。詳しくはお隣のエッセイ『珈琲の妖怪マキネッタで』」
「さりげない宣伝すらまともにできないって無能にも程がありますね」
何を血迷ったのか想像上の妖怪の挨拶と自己紹介をしておまけにエッセイまで作り出しているのに、私の挨拶と自己紹介はしていなかったというのが気に食わない。さっさと面倒なことは終わらせて書きたい小説にとりかかるとしよう。
挨拶も何も誰もが心の奥に思い出にしているような校長のスピーチをするつもりはない。私が挨拶したいのは「VS CTHEEEEET」を読んでいる最中に、「これが伏線だったのか」とニヤリとして欲しいからである。
どこに伏線を仕込むかは当然書くつもりはなく、気づいてもらうつもりもない。
「前回のネタばらしが速攻過ぎたので今回はネタばらし無しです」
や、零細にしてゼロ才能にして精神年齢ゼロ歳っぽい凡人の私小説までお客を呼びつけておいて、まともな挨拶をここまでしないというのは流石に失礼だ。今度こそ挨拶をする。このままだとツイッターで流行っていた自己紹介ネタと同じになってしまう。
はじめまして、どうぞこれから私と私の小説をよろしくお願いいたします。
とても良い挨拶ができたと思う。アイサツはダイジ。ニンジャも言っていたしカット&ペーストする主人公も言っていた。
“
『おはよう』『こんにちは』『さようなら』『ただいま』『おやすみなさい』
お父さんとお母さんからしっかり教えられたんだ。
人間関係の構築の第一歩はまず挨拶からって。
今回の魔法短剣の事を含めて色々な人から僕は助けて貰ってる。
だから、これからもちゃんと挨拶はしなきゃね!
“
カット&ペーストでこの世界を生きていく「38話 時空魔法の実践・検証」(著者:咲夜)より
挨拶は「タイミング」「場所」が大事だと考えている。「TPO」のOである冠婚葬祭を司るOccasionは最近ではあまり関係がない。ちなみにこの単語「TPO」はここ数十年の間に日本人デザイナーが開発した和製英語の羅列でしかない。
漫才やコントにも似た話で枕や閑話が必要なのである。チュートリアルや挿絵も時には必要だ。駄文を書き続けて挨拶も自己紹介も無いままというのも、それはそれで今の風潮に沿ったごく自然なものだと思うし、必要を迫られた時や現実で対面した時にきちんと挨拶できれば問題ない。
至極当然真っ当な話でアイサツノマッポーとなじられたりギャグにされたりすることはない筈だ。ニンジャ語のTPOはわからないので後日どなたかに確認するとする。
では、自己紹介はどうだろう。いきなり自己紹介をすると自分語りだと思われる。これは「自分が好かれていると勘違いする系主人公」の思想である。
「例を挙げればイキリ●さんやナ●キ・ス●ルさんです。常世の話ですとクリスマスパーティを開こうとした星飛雄●君もその一人なのでしょうか」
それはそれで好感が持てるが、今風で言えば自分に自信がない「自分が普通の人間だと勘違いする系主人公」という主人公がここ数年の流行りだろう。この場合は実際に力がバレてしまった時に自己紹介をするのが一番よく、忘れていたとか気づかなかったという一言でも済ますこともできる。
実のところ、私が好きな小説の一つもこの手の主人公なのだが、私自身はこれじゃない。うぬぼれていない理由は校正と編集を繰り返して時間に追われてパニックになっている自分を鏡に映して……それこそマキネッタが私を見て知っているから間違いない。
私が私を投影して私を主人公とするならこういうことになる。
「自分がめんどくさい系主人公」
…
…
…
本当に申し訳ない。か、勘違いしないでよね!私がこれから書こうと思っている作品に私を投影することは絶対にないんだからねっ!!
「突っ込みません」
ということで気を取り直して自己紹介をする。
私の名は「狐囃子幽時」とした。色々とバレそうな名前なので常時「狐囃子」と名乗る事にした。削っても中二病は隠せない。
珈琲と小説が好きな小説化見習いだということを小声でつぶやいてこの場は終わりにしたいと考えている。終われ。
(執筆時間:50分+30分)




