表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルリハとナミホ 1  作者: カワラヒワ
8/15

白い半月

 ナミホの横顔を見ながら、ナミホが小鳥を食べた時のことを思い出してぞっとする。


 それも、何日かすれば、そんなことは忘れてしまうことだ。ナミホを抱きしめるまで忘れていたみたいに。

 ぼくは立ち上がった。


「もう、帰らなくちゃ」

 いつの間にか夕陽も消えて、辺りはほとんど暗くなっている。


「明日もまた」

 ぼくはそう言って走って行った。


 早く鳥に戻ってコトネの隣で眠りたいと思った。温かくて優しいコトネの隣で。


 ぼくは走りながら、もう少しナミホから離れた所で鳥に戻った方がいい、ナミホにはぼくの鳥の姿を見せない方がいい、そんなことを考えていた。


 ぼくは歩道橋の真ん中まで来て、そこからナミホを見た。

 ナミホはさっきと同じに座ったままで海の方を見ている。

 ナミホが何を考えているのか、何も考えていないのか、ぼくにはわかるはずもない。

 白い半月が椰子の木の上に浮かんでいる。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ