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神様のための”世界”  作者: お茶ワン
サバイバル生活の始まり
13/14

火が付いた

大変申し訳ございません!

更新がおくれました。

60連爆死したのが響いていたとかではないんです。はい。

くそぉ! 欲しかった! オルタ!


 材料を拠点に持ち帰った。

 一旦、集めた木々を拠点の入り口に入れ、俺は奥へ行き座った。


 「あ~疲れた」

 

 両手に大量の材料を持って色々なところを歩き回ったせいか疲れがどっときた。

 右手を肩に手を置き、自分の肩を揉む。

 少し硬くなっている筋肉をほぐすように揉む。

 肩を回したり、手を組んで上に伸ばしたり、ふくらはぎを揉んだり体をほぐしていく。


 「くぁ~。気持ちいいな。誰かに揉んでもらいたいなぁ」


 一人で揉んでいるのが悲しくなってくる。特に背中のほうのマッサージは、届かなかったり、手腕が変な方向に行ったりと逆に痛くなる。

 誰か人にやってもらいたいと思った。

 いつも、地球にいた時は、マッサージチェアとかマッサージ屋とかに行ってやってもらっていた。

 まだ3日しか経っていないのにすでに懐かしい記憶になっている。

 

 「さぁ! 火をつけますか!」


 手を叩き、切り替える。立ち上がり、入り口に置いた材料をいくつか取って外に出た。

 



 「まずは平なところに……ここにしようか」


 拠点をすぐ出たところに少しだけ平らなところを見つけた。俺はそこに座り、目の前に木の皮を置いた。

 火をつけるための土台が必要なのだ。

 俺の火のつける方法。

 それは、擦る。

 それだけだ。

 

 「さっそく始めるか」


 木の皮の上に木の棒を立てる。両足を木の皮の両端に置き固定。両手で棒を挟む。

 だが、すぐにははじめない。

 ここで俺の秘策を使う。

  

 「”神化”」


 俺の体の中から力が溢れてくる。

 ニヤリと笑ってしまった。

 これが俺の秘策。

 恩恵ギフトを使うことだ。

 本に書いてあった。凄く疲れると。そして、時間がかかると。

 だが、この恩恵ギフトを使うことでいつもの倍動けるようになることで難点を解決できるわけだ。 

 俺って天才なんじゃね?

 これならいける。

 俺はまだやってもいないのに、なぜだかよくわからない自信と達成感に酔いしれていた。

 木の棒を挟んで擦り始めた。

 



 体感30分が経過した。

 今だに付く気配がない。

 まだ慣れていないため、仕方がないのかもしれないと思うことにして黙々と続けた。




 体感1時間が経過した。

 まったくつく気配がしない。

 30分前より明らかに慣れてきたのに一向に付く気配がしないのだ。

 木もズレることはなくなったし、擦るスピードも速くなった。

 それなのに付かない!




 体感1時間半が経過した。

 少し木の板と棒の先端が焦げてきた。

 

 「おッ! もう少しか?」


 声を上げて喜んだ。もう少しで火が付くと考えると先ほどまでの鬱憤が晴れた。

 また、集中して棒を擦り始めた。




 体感2時間が経過した。

 今だ付く気配がない。

 なぜだ。

 体はいまだ元気なのだが、心、精神的にくるものがある。

 というかすでに諦めかけてる。

 現実はこんなもんなのか。

 昔の人って凄かったのかと本当の意味で知った。

 現代人がこの火のつけ方をしてはいけない。

 本に書いてあったが付きにくい、時間がかかるではなく付かないが正解なのではないだろうか。

 俺は疑ってしまった。

 まぁ、火のつけ方がこれしかないため、続けるんだけどね。

 



 体感3時間が経過した。

 ついについにきた!

 もはや期待なんかしていなかった。やけになってやってた。

 

 「よっしゃぁぁああ!」


 本当に馬鹿だった。俺は浮かれてしまった。

 棒を持ったまま手を挙げてしまったのだ。

 挙げた手を戻して木の棒を見ると、


 「あ、」


 一言発して俺は動きを止めてしまった。

 ついたとき、今にも命が燃え尽きようとしている灯が木の先端にあった。

 だが、見てみるとその灯は燃え尽きていた。

 

 「ハハハ」


 渇いた笑い声が出て来る。

 俺は木の棒を持ったまま後ろに倒れた。

 

 「……最悪だ」

 

 悪いのは誰だかわかっている。

 だってここには一人しかいないしね。

 怒るに怒れない。

 あれだけ頑張ってつけたのだ。喜んでしまうもんでしょ。

 

 「空、きれいだな」


 あれだけ青かった空はすでに赤くなっていた。

 時間の経過を感じる。

 

 「少し休憩」


 火をつけるまでは寝れない。

 火をつけないと食べられないし、腐ってしまう。てか、そろそろやばいのでは?

 ドラゴンを討伐してからすでに3日が経っている。そろそろ腐敗してもおかしくない。

 いまだに異臭がしないのがすごい。ここ少し暑いんだけどね。

 



 5分くらい空を見上げていただろう。

 雲の動きを眺めていた。

 

 「よし。やるか」


 起き上がり、また黙々と淡々と火をつける作業を始めた。

 



 「やっと、やっと! 付いたぁあ!」


 等々、ついに火をつけることに成功した。

 前回の失敗を糧に同じ失敗を繰り返さなかった。

 火が木の棒の先端に小さな火が付き、俺は急いでふうふうと息を吹きかける。

 そして、ほかの集めた枝に火を移す。

 もくもくと火がついていく。

 よくある、映画の焚火のシーンを思いだす。

 



 二回目の作業は一回目より大幅に短縮した。

 俺がうまくなった。それだけだ。

 ごめん、嘘。

 俺のやり方が違ったみたい。

 

 

次の更新は土日になると思います。

頑張ります。

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