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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

もしも転生して刀になったら

作者: 白木

見切り発車はまだまだ続きます

第三弾も書いたら短編として載せていきます

「ぬ……抜けぬっ……」


【抜かれてったまるかぁああああ】



どうも皆さんこんにちは


どうやら私は転生したらしいです


しかも



妖刀だってさ





いやいやいやせめて生き物にして!?


しかも面倒なことに時代まで遡っている様で周りに集まっている人は皆、時代劇で見る派手さはないが着物を着ている。そして今()を抜こうとしている人はこの辺りで一番の怪力。

お陰様で抜ける前に鞘の方が壊れそう(泣)

いや、マジでそれ壊れたら私生きてけない


あ、もう死んでるか



私は元々平成の世で働く普通のOLだった

特に変わった特技もない。恋人も居ない。

あと数年で三十路になるただの女だった

いつもどうりに仕事場から地下鉄で家に帰ろうと階段を降りているとき、突き飛ばされた様でそのまま暗転。犯人は見ていない。



んでもって、


気づいた時には妖刀でした(テへペロ☆)

なーんて気楽に言うけど初めは大変だった

なんせ刀だ。

人を殺す為の道具。

無機質な鉄の塊。

こんな物にまで意識があるとは思ってもみなかった。

しかも自分では動けないし話せない。強いて出来るとすればそれは自分()を鞘から出さない事くらいだった。

だから私は頑張った

自分を使って誰かが殺されていくところなんて見たくなかったから

唯一できる鞘から出ない。

それだけしてれば抜けない、使えない刀として認識されて使われずに御蔵入りするはず。

そのうち誰も使わなくなって忘れられたらゆっくりと寝ようと思っていたのに…なかなか飽きないね、皆…

かれこれ1ヶ月近く続いているこの妖刀抜き大会。ほぼ毎日開催中です(泣)

いやもうホントにやめて欲しいわ

だって誰だって全身に血しぶき上げながら人を斬りたくないでしょ?


だからね、


【いい加減諦めてよぉおおおおおお!!】


「ぬぉおおおおおおおお!!」


せめてこれが無駄だったとして、使われるとしても使う人くらい選びたいでしょ?

だからこんな如何にも直ぐに戦に行きそうな血気盛んな人達はお断りです!


せめて刀は振れないけど集めるのが趣味な人にしてください。

鑑賞なら大人しく抜けるから…!



そんなこんなで眠れぬ日は続いていった。

ありがとうございました♪(´∇`)

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― 新着の感想 ―
[一言] タイトルに興味を惹かれて覗きに来ました。 主人公の軽快さが好きです。 ジャンルが文学だったので、もっとお堅い感じかと思いきや物凄い裏切られました。 良い意味で。 とても面白く最後まで読み飛ば…
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