生きる意味
作者が実際に体験した話です。
ふと、頭に浮かび執筆しました
私が病院に入院していたある日の事です。
一人の女の子と会いました。
その子は重い病気でずっと入院していたようでした。
その子の名前は蕾としておきましょう。
私とその子は会って少し話してみたら気があってほとんど毎日のように会いに行きました。
本のこと、折り紙、病院のあれこれ等たくさんの事を話しました。
そんなある日…
蕾ちゃんは泣いていました。
私は「蕾ちゃんどうしたの?」と聞きました。「私ね、また手術しなきゃいけないみたい…だけどそれも出来ないかも知れないんだって、ドナ―って人がいないから…手術出来なかったら私死んじゃうんだってモジャモジャ先生が言ってた。」
私は何も言えませんでした…ただ立ち尽くす私…そして彼女は言いました。「ねぇNANAちゃん、私何で生まれて来たんだろうね、病気で苦しむだけなら生まれて来なきゃ良かった…私が生まれて来なきゃお母さんもお父さんも妹もみんな幸せだったのにね。私に生きる意味なんてあるのかな?私なんかもう、死んだ方が良いんだよ!神様だってそう言ってるんだ(笑)」彼女は弱々しく、そして悲しそうに笑いました。
私はつい、「生きる意味?今のあんたにそんな物ないね!そんなに死にたいなら死んじゃえ!蕾ちゃんのバカ!」そう言って蕾ちゃんの前から逃げました…それから二度と蕾ちゃんと会うことは出来ませんでした。
私が彼女と話さなくなった数日後、彼女は亡くなりました。自殺だったとも病気で亡くなったとも聞いていますが真実はもう分かりません。
私は今でも彼女の言った「私に生きる意味なんてあるのかな?」その言葉が頭から離れません。
そして、「あんたに生きる意味なんてないね!死んじゃえ!」そう言ってしまった罪悪感が今でも拭えません。
私はあのときに言葉ではなく言刃を突き付けたのでは?私が彼女を追い詰めて死なせてしまったのでは?っと今でも考えてしまいます。
皆さんに言います。
言葉は使い方によっては刃にもなりえます。言葉ではなく言刃を使うことが無いよう言葉の使い方には気を付けましょう。そして、生きる意味は誰にでもあると私は思います。しかし、それも私は死ぬべきだ!とか死にたいと思うまでです。人は生きる事を止めたり諦めたらすぐに死んでしまうでしょう。どんなことがあっても死のうと思わず足掻いてください。生きたい!と、生きることを諦めたり止めたりしないことがあなたの生きる意味になるでしょう。あの時に生きようって言ってあげられたら何か変わったのかな…
内容がぐだくだで読みづらくてすいません
かなりお説教みたいになってしまいましたがお許しください(^。^;)