*またまたまたまたまたチャットにて
Tadashi:こんばんは
かいちょ:やあ、どうかした?
Tadashi:要件はふたつあります
Tadashi:まず、ひとつ
Tadashi:月曜日の予定は空いていますか?
かいちょ:ちょっと待ってね、いま調べる
かいちょ:うん。オッケー
かいちょ:都合は大丈夫だよ
Tadashi:なら、一緒にテニスをしませんか?
かいちょ:学校のコートで?
Tadashi:はい
かいちょ:いいね、誘ってくれてありがと
かいちょ:嬉しいな、私もご無沙汰だし
Tadashi:それはよかった。では、次の要件へ
Tadashi:ひとつ、聞き忘れていたことがありました
かいちょ:どうぞ
Tadashi:部室に入ったことは昼にも言いましたね
Tadashi:そのとき、奥の更衣室で見つけたんです
Tadashi:ドウシテ、殺シタノニ
Tadashi:とロッカーに刻まれているのを
かいちょ:そんな怖いことが?
Tadashi:何か、考えはありませんか?
かいちょ:ううん、そうは言っても
かいちょ:熱中症で人が死んだことしか知らないから
かいちょ:力になれなくてごめんね
Tadashi:いえ、ありがとうございます
Tadashi:では、月曜日にまた会いましょう
Tadashi:Good night.
かいちょ:あ
かいちょ:ちょっと待って
Tadashi:はい
かいちょ:重要な手がかりについて相談しただろうに
かいちょ:清瀬くんは中途半端だね
かいちょ:焦ってた?
Tadashi:そんなことは
かいちょ:私は最初から情報は少ないと言っていたはず
かいちょ:どうやら清瀬くんは
かいちょ:事件を追う仲間がほしいみたいだね?
Tadashi:そのとおりです
Tadashi:よく僕の考えがわかりましたね
Tadashi:さすが、お見逸れしました
かいちょ:でも、変だね
かいちょ:昼間に話したっていいはず
かいちょ:それに、テニス部を作りたいのは
かいちょ:清瀬くんともうひとり、女の子がいるらしいね
Tadashi:はい、僕の嫁がいます
かいちょ:ちょっとよくわからないな
かいちょ:話を逸らさないでね?
Tadashi:そんなつもりは
かいちょ:その子がいるのにどうして
かいちょ:私を仲間にしようとしているの?
かいちょ:その子と喧嘩した?
かいちょ:それとも、信用できないの?
Tadashi:やはり、草野会長はすごいですね
Tadashi:人の心の機微には敏感だ
かいちょ:モニター越しだから指摘しやすいだけだよ
Tadashi:しかし、残念ながら今回は違います
Tadashi:Treasure every encounter, for it will never recur.
Tadashi:鋭いあなたを、
Tadashi:味方につけたかったんです