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すみません、投稿が遅くなってしましました。

【定期】YouTubeで月曜から金曜まで小説作る配信します。開始時間は13時半ぐらいからです。スリーユウで検索すれば出てきます。尚、祝日とかは休みです。

終業式を終え、2学期も終わりを迎えようとしていた。


何もないので神崎は帰ろうとしたが、一人の女子生徒に腕を掴まれた。

「ちょっと私との約束忘れてるんじゃないでしょうね」

「えっと、中田だっけ?」

「中村よ、しっかり忘れてるんじゃないわよ」

「なんのことだっけ?」

「料理を教える約束よ、忘れたとは言わせないわよ」

「そんなの約束したっけな?」

「し・た・わ・よ、文化祭で男子の小鳥遊君に連絡してあげたの、忘れたの?」

「あー、確かにそんなことしてもらったな」

「だったら、早く料理を教えなさい」

これでもかという感じに中村は神崎の胸倉を掴んできた。


「わかった、わかったから掴むのはやめてくれ」

その言葉に中村は掴むのをやめる。


「なら、いつに教えてくれるのか、ちゃんと日取りを決めなさい、そして場所も、冬休みで連絡も取れなくなちゃうじゃない、いやむしろ、連絡先を教えてもらったほうがいいかしら」

「それは嫌だ」

「私だってあなたの連絡先なんて聞きたくないわよ」

「なら、俺から料理を教わろうとするなよ」

「それは別よ」

「何が別なんだよ、もう面倒だから、今から教えるか、どこがいい?」

「なら、あんたの部屋でいいでしょ」

その発言に神崎は軽くめまいを覚えたが、自分に暗示の様に落ち着けと呟いた。


「わかったが1時間だけだ、それ以上は譲歩しない」

「教えてもらえれば、何でもいいわよ」

「わかった」

こうして、2人は仲良く神崎の部屋に行くことになった。


しかし、すぐに部屋に行くとこはなく、2人はある所に来ていた。

「材料がないから、スーパーってわけね」

「そういう事だ、それで、何を作りたいんだ、時間的には1品が限界だぞ、自分で決めろ」

「何でもいいの?」

「何でもいい、専門の料理、過ぎなければ、大体のものは作れる自信はある」

「・・・ならオムライスで」

「わかった、ならその材料を買うぞ」

料理が決まったことでさっさと神崎は材料を買い物籠に放り込んでいった。


中村が止める間もなく、神崎はそのままレジに行って、材料を買ってしまった。

「お金なら、私が払ったのに」

「どうせ、自分の夕食だ、気にしなくていい」

「つまり、夕食ついでに料理を教えるってことね」

「それについては否定しない」

2人は買い物が終わるとそのまま神崎の部屋に向かった。


神崎の部屋に着くと神崎はそそくさと準備に入った。

「それにしてもいい部屋住んでるわね」

「そんなの気にしてないで早くこっちに来い、俺は1回しかやらないぞ」

「はいはい、早く終わらせたいんでしょ」


手を洗うと、流石の手際でテキパキと料理を作っていく。


「これで終わりと」

料理を作り、終わり、神崎は満足げな顔をしている。


「って、私、何も教わってないんだけど、早く作り過ぎよ」

「そう言われても、炒める時間とかが決まっているから止まってはいられないぞ」

「やる前に説明とか普通あるじゃない、何で何も言わずにやるのよ」

「あーも、分かった、分かった、今、作り方を書いたメモを作るからそれで勘弁してくれ」

「せめて、それを先に作ってくれたら、よかったわ」


中村に言われ、いらないノートにメモをすらすらと作っていく。そのメモの長さはオムライスを作るだけとは思えないほど、長いものになった。


「書き過ぎじゃない、それになにこれ、炒める時間から、調味料の量まで決めてるじゃない」

「別に書き過ぎに問題はないだろう、元々料理なんて、材料が一緒なら、後は作り方は一緒なんだ、他にこだわらないと味に違いでるわけないだろ」

神崎の言っていることは、まさに正論である。

「それにしても、すごいわね、軽くノート2ページ分を文章をすらすらと書いて、しかもこれを覚えて実行してるなんて、気持ち悪いわ」

「これで用は済んだろ、早く帰ってくれ、俺は静かに食事がしたいんだ」

「わかったわよ、今日はこれぐらいで終わりにしてあげる」

「今日は?」

「そう、今日は、また別の日に別の料理を教えてもらうわ」

「なんのメリットもなしに何でそんなことしないといけないんだ」

「つまり、何か、メリットがあったら、良いってわけね」


ここで神崎の言い分を誤解せずに、ちゃんと答えたのは久しぶりだなと思ったが、そんな期待はすぐに落胆に変わる。


「それじゃ、勉強教えてあげるわ」

「いらん、間に合ってる」

「材料費は私が出すわ」

「そもそも出してもらう必要もないな」

「えーじゃあ、何ならいいのよ」

「特にほしいものもないから、俺にも分からないな」

「なによ、それ打つ手なしじゃない、分かったわ、何か、メリットを考え着いたら、教えてもらうことにするわ」

「まぁ、メリットを提示できるなら、いつでもどうぞ」

「なんか、ちょっとむかつくわね、意地でもメリットを探してきてあげるわ」

「期待しないで待ってるよ」


こうして、神崎のお料理教室は終わることになった。

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