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【定期】YouTubeで毎日小説作る配信します。時間は昼から夕方です。スリーユウで検索すれば出てきます。
休日、読書をしていた神崎の所に、突然の着信があった。
「この前の借り、帰してもらうわよ、ユウ」
「また、突然だね、姉さん」
時間は夕方の16時、何もなければ夕食の準備を始める時間だ。
「今から、言うテレビ局に来て」
「テレビ局って、もしかして生放送か?」
「いいから、早く来なさい、時間に間に合わなくなる」
「はぁ~、わかった、この前の借りの分な」
神崎はテレビ局と聞いて後ろ髪を引かれる思いだったが、この前の体育大会の時に急にボディーガードをあの数用意してもらったので仕方ないと思いつつ家を出た。
テレビ局に着くとよほど急いでいるのか、石沢と理沙がそのまま入口で待っていた。
「ほら、ユウ、走るわよ」
「流石にいきなりすぎないか」
「ごめんね、ユウ君~、来る予定だった子が事故っちゃったみたいなの、まだ、公には出る子を発表してないから、急な代打をユウ君にお願いすることになったのよ~」
「なるほど」
走りながらでも説明と神崎の髪のセットを同時にやってのける石沢はやはりこの道のプロなのだろう。
「ちなみに開始は18時よ」
「もう後、10分って、やばいだろ」
「だから、急ぎなさいって言ったでしょ」
「いや、せめて開始の時間とかは最初の電話で教えるべきだろ、そもそも俺は何を話すんだよ」
「そんなの自分で考えなさい」
かなり無茶なことを言われてる気がするので神崎は石沢の方を見た。
「ゲストと雑談するような番組だから、聞かれたことに答えれば、大丈夫よ~、もちろん答えちゃいけない質問には答えちゃだめよ~」
「簡潔な説明ありがとうございます」
「いいえ~、はい、後はこれで髪を固めるスプレーで終わり、ちょっとだけ止まってね~」
神崎がホントに止まっているのはこの瞬間だけで、髪のセットを終えてしまった。
「後、こっちで用意した服あるけど、ユウ君、着替える~?」
「はい、着替えます」
後ろのアシスタントっぽい人から服を受けとった神崎は、開いている部屋でそそくさと服を着替えた。
そして、神崎の準備が終わり、会場に着いたのが1分前、本当にギリギリだった。
「なぁ、これって俺じゃなくてもよかったのは気のせいか、姉さん」
「いや、あんたじゃなきゃダメよ」
「何で?」
「それは番組が始まれば、わかるわ」
それだけ言うと理沙はその場から去っていった。
始まった番組は今週のイケメンさんっていうタイトルだった。テレビ局なんだから、探せばイケメンぐらい他にいるだろと思ったが他に理沙にとっては理由があるだろうと神崎は思うことにした。
神崎は不安を少し抱えながらも、番組はスタートしたのだった。




