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早朝


抜き足差し足で神崎の部屋に忍び込む影があった。その人物が神崎の寝室の取っ手を掴んだ所で


部屋の明かりが着いた。


「おはよう、姉さん」

「なんだ~、起きてんじゃない、つまらないわね」

神崎の部屋に忍び込んだのはまたしても神崎理沙だった。


「何の用だ?」

「起きてたってことは予想できてんじゃない、優」

「昨日の件で、問い合わせが山ほど来ただろ」

「そうよ、あんたどうする気?今回はいつものように行かないと思うわ」

「そんなこと言われて、俺は生活スタイルを変えるつもりはない」


「私は姉として改めて言うけど、あんたは芸能界に入るべきよ」


「嫌だね」

「わかったわ、うちの社長にはそう伝えておくわ、今回はマスコミも本気で動きだすと思うから気を付けなさい」

これ以上何も言っても無駄だとわかっているのか、それ以上理沙は何も提言しなかった。


「・・・用が終わったなら、さっさと帰れ」

「何よ、忠告にきた姉に朝食ぐらい出せないの?それとも早く返したい理由でも――」


そこでガラっと神崎の寝室の扉が開く。

「何よ、朝から五月蠅いわね」


そこに現れたのは勿論、神崎の寝室で寝ていた桐野だった。


神崎は手を顔に当て、理沙は好奇心に満ちた瞳を輝かせた。


桐野は現状を整理できていなかった。確かにテレビで見たことがあるので、目の前の人物、神崎理沙さんが神崎のお姉さんであることは推測出来ていたが、早朝に何故、神崎優の家にいる理由が分からなった。


「あらあら、優、この娘は誰かしら?」

「友達だ」

「ただの友達で、家に泊めてあげるかしら、それも女子なんて、どうゆう心境の変化かしら?」


神崎はその発言を聞いて彼女が出来た息子をからかう母親の様だと思ったが何を発言してもからかわれるだけので、必要最小限だけで会話を切った。


「いいから、帰ってくれ、姉さん」

「いやよ、ちょっと、貴方名前は何?あっちで話をしましょう」

いやらしい顔をした理沙は油断をしたいた桐野に抱き着いた。


「え、ちょっ、何処触ってるんですか」

「ふふふ」


2人は寝室に消えて行った。


2人が消えてもう何もしても無駄だと思った神崎は静かに朝食の準備を始めた。

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