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神崎 優の朝は早い。朝の5時に起き、今日の昼食のための準備と朝食を作る。

一人暮らしの為、他には誰もいない。昼食の準備と朝食が終わると新聞を取ってきて、登校するまでコーヒーを飲みながら、新聞を読む。まるでどこかのサラリーマンの様だ。

それから、家を7時に出る。学校までの距離は歩いてで20分ぐらいなのだが、ある目的があるので早めに家を出る。


家を出てから10分


神崎はある家の前にいた。


いつも通りチャイムを押して家の人が出てくるのを待つ。

出てきたのは、どこかのファッションモデルをしてそうな、すらっと背の高い女性だった。


「神崎君、毎日、ごめんね。孝弘ならまだ2階で寝てるわ。」

別に櫻井が遅く起きているわけではない神崎が来るのが早すぎるのだ。前は登校時に合流していたのだが、家から待ち伏せしてるストーカーの様な女子が現れるようになって、今では櫻井の家まで来るようになった。


「お構いなく、あいつの為ですから」

そう言うと神崎は家に入った。毎日来てるにもかかわらず、律儀に靴を並べている。

神崎は2階に上がらず、リビングで椅子に座り、本を読み始めた。


神崎が本を読み始めて10分後、櫻井が着替えて2階から降りてきた。

「おはよう、母さん、神崎」

「おはよう、孝弘」

「おはよう、櫻井」


櫻井は静かにテーブルの椅子に座り、朝食を食べ始めた。

まるで家族のように、神崎は櫻井に構わず、本を読んでいる。


朝食を終え、登校準備が終わった2人は玄関にいた。

「いってきます。母さん」

「お邪魔しました。」

「2人とも気を付けてね、いってらっしゃい」

櫻井のお母さんに見送られて、2人は学校へ向かって登校し始めた。


櫻井は横で本を読みながら歩いている神崎の方に振り向いた。

「なぁ、去年やった、あれ、どうする?」

「辞退できるならしたいが、辞退したらしたで補修があるからな」

「だよなぁ~」

「まったく、どうしてうちの学校は、あんな企画を考えたんだ」

「そうだよな、しかも最近できたらしいぞ」

「1日潰してすることでもないだろうに」


そんな会話をしながら2人は学校についた。


「「だるいな、クイズラリー」」


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