表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能力の使い方  作者: 横峯
3/14

第3章 過去の話2


頭を下げた時に前に垂れた髪を引っ張られ思い切り投げ飛ばされた。


「…」


私は声をあげず立ち上がろうとしたら、腹を蹴られた。

暴力は、生まれた時からされていたため痛みはあるも声を出さない我慢は幼いころから完璧に習得していた。


何も言わない私に腹が立ったのであろう、4人の中の男子1人が手をあげたのだった。


「何か言うことあんだろーが」


ありきたりの言葉を吐いた男子。

そんなことを言われても私は声を出すつもりがなかった。


そのとき周りの3人も私を傷めつけることに参加してきた。


でも所詮中学生、まぁいえば子供の暴力。

私は幼いころから大人2人分の暴力を毎日受けてきた。比べられるはずがない。だから暴力を受けている今も無言で座ってられる。


そんな中、


カシャッ


という音が聞こえた。


どうやら女子2人が携帯で写真を撮ったらしい。


そのとき、男子1人が私の服に手をかけてきてこう言った。


「おい!こいつの服脱がして写真撮ろうぜ!」


その時、無抵抗だった私の脳裏にこんな言葉が浮かんできた。


 コイツラハ敵ダ。殺シテモカマワナイ。


次の瞬間、私は顔にかかっている前髪を払い4人の目を順番に見た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ