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第四話

「吉田先生。そろそろですね」


「あぁ。しかし、今日の相手は、新撰組の中でも三本の指に入る男。柚子の仇の可能性も高い」


二人の会話が聞こえる場所は、長州の潜伏地。

柚子が、沖田との戦いのため壬生寺に向かおうとしていたときだった。


「はい。でも、新撰組って、そんなに有名なんですか?あたし、知りませんでしたよ」


「それは、お前が無知なだけだ」


吉田が、冷たく言い放つと柚子は気にもせず、微笑みながらそうですね、とうなずいた。


「でも、しょうがないじゃありませんか。あたし、生きることと剣術以外は何も知りませんから。

よしっと。それじゃあ。いってきますね」


ガラガラ、バタン。


「柚子か、沖田か。どちらが勝つにしても短時間では、決着はつかないだろうな」


吉田は、そうつぶやくと、奥の部屋に消えていった。

吉田稔麿。討幕派の先頭に立つ男。彼の中で作りあがっている結末はどこにつながるのか・・・。



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