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7話 3月/0歳 妖精と精霊

1/11、セリフ等を変更・加筆修正しました。

2025/06/23、 々

プラス リンネの母親とレーレの会話を活動報告の内容に沿って追加 (今回は微量)しました。


 レーレが立ち止まったのは重苦しそうで冷たい感じを(いだ)かせる金属の扉の前だった。

護衛なのか騎士2人が門番みたいに同時に開けた先には母がいた。

朝という事もあってか怖い雰囲気は、まだ無い様子で、むしろ俺の登場に顔を綻ばせているまである。


「‥んっん、うん……。

レーレか。

どうしたリンネが何か悪さでもしたか?

ほら、寝癖が付いているぞ。」


 ありがとうママ。

寝起きで、お腹空いてます。

ご飯下さい。


「いいえ。リンネ様が精霊を視認した事を確認しました。

その報告に。」


 えっ、こんな大事的なイベントなの?

そんなに、一大事(いちだいじ)系の奴なの!?


「何ぃ!?

ごふぅっ!?

んん、う………はぁ、ふぅ。

それは誠か!」


「はい、妖精に野良精霊や契約精霊とも。

視認のみ成らず接触も可能なのを確認しています。

祝福は済んでいるかと。」


「リンネが精霊と触れられるか。

いや……ファイアーバードとの、一件から既に………その兆しはあったか。

やはりか…………まずいな…………………。」


「恐らく。

まず産まれた時から興味を持たれていたのが確実になりました。

我々に悟らせず好機を窺っていたようです。」


「……そう………だな。

カイネも精霊は喜び、遊びたそうにしていた。

そうか。

つい、この間にやっとカイネの仮契約が完了したばかりで収拾が終わったと思っていたが目覚めては隠せないか。

……………そうか、それでリンネを待ちきれなくなったてしまったと言う理由だな。」


「私も同意見です。」


「分かった。

コチラで、………いやクリストファー()と話し合う。

それまでは悪戯などをする妖精を警戒してくれ。」


「畏まりました。

失れ……あの──」


「ん?

あぁ、すまないな。

リンネが飲み終わるまで待ってくれ。」


「はい、分かりました」


 おっ、いつの間にか寝てた。

オムツも新しいのに替わっているだとっ!?

巫山戯(ふざけ)けてシリアスなリアクションしても今更、意味ないな(笑)

真面目なシーンは終わってる。俺の部屋に戻ってきてるし。

重要な事、言ってた気がするけど見逃ききのがしたな〜

にしても精霊って初めて見たけど、なんか大変なのか〜?

やっぱ話、ちゃんと聞いとくんだった。

あれ、どうした?

誰?

何の声だ?


[リンネ様、起きた!]


[リンネ起きた!?]


[り、ん、ね!]


『今日は遅い起床だな。

弟達も待ちくたびれていたぞ』


 これはタージャーだ。

っとすると他の声は、まさか!?


「リンネしゃま

今日きょ、変!なのじゃ!」


 ココは普通に普段通りに話してる…………って事は!?

雛達なのか!?


[モミジ達の声なのか?]


[えっ!?]


[リンネ様??]


[リンネ様が喋った!?]


「えーーーーーーリンネ様って、しゃぺれたんですなのかじゃ!?」


[リ、ン、ネ!!]


 おっ、このカタコトの呂律は虹だな!


[リ、ン、ネ!!]


[やっぱり!]


 嬉しそうな虹を撫でながら俺は声をクチから出してる訳じゃないのに意識を向けると魔力みたいのが発生する形で魔物達(みんな)と会話が出来てる事に気付く。


[モミジ?

モミジって何ですか?]


[あぁ~!

俺が勝手に名前付けて脳内で呼んでたんだよ。

ほらタージャーみたいに。

タージャーは俺の姉、カイネが名前を呼んでるだろ!]


[はい!

はい、はい!!

知ってる!]


[ボクも!!]


[あれはカイネが勝手に言っているだけだ。]


[えっ、嫌なの?]


[それとコレとは別だ]


[満更でも無さそうだけどぉ~]


[う、うぬ。

我も気に入ってはいる。]


[なら良いじゃん!

まぁ簡単に言えば個々の区別みたいなモンかな?

俺もリンネって皆、呼んでるだろ?

仲良くなる最初のステップみたいなモンって言えばいいのかな?]


[それいい!]


[オレ、オレにも付けて!!]


[リ、ン、ネ!!]


「僕もじゃ!!」


[ふふ~ん。

問題ないぞ。

既に全員分、有るんだな!!

ってココはココって名前が有るじゃん!!]


「え~~~~~~~」


[流石!!]


[知りたいッ、知りたい!!]


[リ、ン、ネ!]


[良いでしょう!

なら順番に並んでね~

1人程、不貞腐れてひっくり返ってるけど………なら渾名とかで良い?]


「ほほーーーー!

リンネ様はリンネ様なのですじょ!」


[それ誉め言葉になってないぞ]


 ってな訳で俺は(なん)か、よく分からん内に今まで見えていなかったであろう魔法生物を視認出来るようになって会話も出来るようになった。

‥‥‥‥‥‥他の動物(まもの)達とも普通に話せるんだと思う、多分。

知らんけど。


[え~っと3本毛に赤色だから、ベニだ!]


[ベニ!

良い名前!

オトコらしい!]


 えっ!

マジか。女の子だと思って全員分考えてた。

そうだ!!


[ベニって書いてクレナイとも読むから〈クレナイ〉って方にする?]


[クレナイ?

ソッチ、長くてカッコ良さそう。

クレナイにする。

オレ、クレナイ!!]


 ふぅ~良かった。

軌道修正完了!


[次は男の子?

女の子?

どっち??]


[ん?

おんなのこ!]


[そっか、君は6本毛にオレンジ色に近いから〈ダイダイ〉だよ。]


[ダイダイ?

ん。

ダイダイ!]


[嫌だった?]


[そんな、無い。

ダイダイ強そう。]


[イヤだったら言ってくれて良いよ。

別の考えるから。]


[ん!

必要、無い。

ダイダイ、良い、名前。]


[なら良かった]


[オレ、男の子だ!]


[君は4本でピンクに近いのだから〈サンゴだね〉]


 サンゴは水場が誰よりも好きだからな。

我ながらナイスネーミングだと思う。


[サンゴーー!

サンゴーーーー!

サンゴーーーーー!

出~発~~!!]


[コレ!

何処に行く。

姉の前から逃げられると思うな?]


[うぎゃ~~~~!?]


 あ~~なるほどね。

時々、母アカカやタージャーに摘ままれてクッションや俺の元に戻されていたのには、こんな理由が隠れてたのか。

何を話してるか分かるのって面白いな。


[女の子てすわ!]


 喋り方が(つたな)いけどカイネやシュヴェルトの、おままごとの時のにソックリだ。

そういや、おままごとになると一匹だけ絶対にテーブルに登って参加してた奴がいたな。


[2本で赤っぽいオレンジ色だから〈モミジ〉だよ]


[とってもエレジェントですわね]


[エレガントじゃない?]


[・・・・エレガントてすわ!]


[つぎ、(ばん)!オトコ!!]


[3本毛にピンクだから‥‥‥よし〈ザクラ〉だよ]


[ザクラ、速そうな名前!

イイ。]


[はい!

オナノコ!]


[4本に赤色だからシュイロとジュウってのもあるんだけど、どっちが良い?]


[ジュウ!

らんちん!言いやすい]


[じゃあキミは〈ジュウ〉だね!]


[リ、ン、ネ!]


[う~ん

頭の上を走り回るくらい嬉しいのは分かるけど男の子か女の子か分かる迄はトカゲは保留だな。]


[リ、ン、ネ~~]


[分かってるよ。

仮だぞ、仮としてニジってのは有るけど安直すぎるし、しっくりこないんだよ〜

だから、お前がも少し大きくなるまでホントの名前は待ってくれよ、な!]


[リーンーネーー!]


[ふぅ~~~。

よし、なら今日は疲れたから寝ようか!]


「ボクがまだですじゃ!」


[おっそっか、そうだった。

なら………………。]


「僕はエメラルドだぁ~ですじゃ!!」


 気に入ってる所、ゴメンよ。

見た目まんま、甲羅がエメラルドっぽい緑の宝石が多く生えてるから安直に付けてしまった。

ごめん。


[じゃあ今度こそ俺は寝る!]


[[[えーーーー!!]]]


「えーーーー!」


[折角、話せるようになったのだ。

まだ動き回れ無くとも以前よりは遊びの幅は広がったはずだろ?]


 タージャーめ、赤子を嘗めてるな~

この体には体力なんて無い!

なので俺は凄く疲れたの!

よって、もう寝ます!


[ちょっと~良いかしら??]


 誰だぁ~!!

今度こそ寝たいのに!

おっと此は又もや寝れそうにないにゃ~


 そこには半透明でドレスを(かぜ)も無いのに靡かせて透けている女の人がいた。

幽霊だぁ!!!???

((( ;゜Д゜)))


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