23話 10月/0歳 悪戯妖精と白銀針猫 ④
もう少しだけ更新続きます。
バンニャースナッチのデアロ達は冬を前に本格的に城に居着いた。
俺と、一緒にベッドで寝たり守ろうとしてくれるのか傍にいたりと世話を焼いてくれる。
カイネとシュヴェルトの、おままごとにも参加させられ子守りは大変そうだ。
カイネとシュヴェルト達、姉ーズが粉ミルクを作りたいと母性を発揮して俺やハリネズミ改めバンニャースナッチの赤ちゃんに飲ませようとメイドプロのレーレに教えて貰いながら作り出す。
俺はというとよだれ掛けとオシャブリを装備して完璧♪
「今日は、お星様と緑色のにしような。
服ともマッチして良い感じではないか?」
母よ、子に拒否権は有りはしない。
好きにすれば良い。
ピンクで無いだけで、どれ程いいか。
瞳と同じ色だから~とか、お揃いだから~っと言って私の好きな色なんだぞ~って俺は男の子なんだぞ!!
抱っこ紐をすると俺を入れて座ると母はカイネ達を温かい目で見守っている。
あっコレ眠りそう。
トントンして、そうトントン好きぃ~!
落ち着く、匂い?とか体温も大事な要素だと思うの。
◆
「そうです。
優しく優しく軽くリンネ様を抱えてあげるように振って下さい」
「?
レーレ、こう?」
「こうですか?」
「早いですッ早いです。
回すように、です!
次はココで冷して体温くらいまでにして下さいね。」
「体温ってどれくらいかしら?」
「体温?」
「えっ~と体と同じ位の温かさ、人肌ですよ」
姉カイネと乳姉弟シュヴェルトは各々オデコや、お腹を触って確かめるがハッと気付いたレーレは直ぐに訂正を加えた。
「いえ、すみません。
子供の体温は高いので大人の体温、体の温かさの方がリンネ様には安心ですよ」
言われて、ん?と顔をした後にカイネは俺の元、つまり母ミルフローラの元まで来ると抱き付きキャハハと喜ぶ。
「分かりません!」
「ならココはどうだ?」
母が手首を差し出し、カイネはうーんと唸りながら哺乳瓶を取りに戻り確めて又、うーんと言うと戻って来て交互に確めてはうーんと考える。
俺の頬っぺた、も両手でモチモチしてくる。
俺は違くない?
シュヴェルトは見守っていた母親パフェアを引っ張ってテーブルに連れて来ると背中に登りパフェアのオデコに哺乳瓶を当てて確かめようとして下ろされていた。
結果、最後にはレーレ、ミルフローラにパフェアの最終確認やアドバイスで完成したミルクは計3つ。
今、飲む気分じゃ無いのだが?
◆
「これから少しすれば寒くもなるだろう。
此をやろう。」
そう言ってバンニャースナッチの1匹、一際大きいヤマネコみたいのがバサッドサッと体から落としたのはマント?だった。
「換毛期、生え変わりという奴だ。
皮膜から取れて新しいのが生えて来るんだ。
これは我が仔らを助けてくれた、せめてもの礼だ。」
白に黒の模様、トゲがある謎の猫。
痛そう。
猫のマントはメイドから母ミルフローラに渡り、事情をバンニャースナッチ本猫から説明されて鞣して俺の服に加工する事となった。
◆
『色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず』
悩んだ末に面倒くさくなってグレムリン達はイロハから付けることにした。
意味は知らない。
こんな長尺を覚えていた奇跡!
俺天才♪
選んだ理由は簡単!
なんせ数が多いし。
んで~
い号組
ろ号組
は号組
に号組
ほ号組
へ号組
と号組
ち号組
り号組
ぬ号組
る号組
を2号組
わ号組
か号組
よ号組
た号組
れ号組
そ号組
つ号組
ね号組
な号組
ら号組
む号組
う号組
ゐ2号組
の号組
お号組
く号組
や号組
ま号組
け号組
ふ号組
こ号組
え号組
て号組
あ号組
さ号組
き号組
ゆ号組
め号組
み号組
し号組
ゑ2号組
ひ号組
も号組
せ号組
す号組
でチョッキや長靴で色分けした。
本体の親はボスって名付ける。ボスっぽいから、それっぽいし。
彼?彼女にはボスっぽい服装を用意しなきゃだね!
◆
帰って来た父クリス。
お土産なのかヌイグルミをカイネと俺にプレゼント。
男の子にヌイグルミとは?とも思ったが寝る時とかに良い感じなのでヨシとした。
夜中、お腹すいた。
う~ん。
暗い。
おっぱい。
よじよじ登ったら何か無い。
「シロちゃん!?
どちたの?
どうしたの?
かわいいちょん!」
あ~パパだった。
ウザい。
頑張って登ったのに。
「お腹ペコペコペコさんなんだね」
そうです。
で‥も‥‥‥眠‥‥い‥‥。
「力尽きて寝落ちなんて!
なんて、なんてかわいいちょんなんだ!」
「喧しい!」
「あぁミルフィーー!!
怒ってるミルフィーもチョップも、かわいいちょん!」
「だまれ!」
「そんなぁ~~!」
「ほれ退け!」
「おぉ~寝たまま吸ってる!?
プルプルちゃん!
凄いね僕のかわいいちょん!
シロシロチロちゃん!」
「まったく。
子供が自分の名前を覚えぬから愛称は止せと言っていたのはお前だろうが!
そら出ていけ!!」
「酷いよ~~~~!」
「あやつの夜のテンションと来たら。
可愛がり方もカイネといい、リンネといい。
まったく。
…………よし寝ようかリンネ……。」




