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22話 8~9月/0歳 悪戯妖精と白銀針猫 ③

1日間、連続1時間新連載更新投稿しております。

 バンニャースナッチと言う猫が朝起きたら部屋中にいた。

なんか灰色っぽい猫で普通に人語(エルフご)を喋って自己紹介してくるのだった。


 乳母のパフェアから朝御飯と、なんか毎朝恒例の体重測る奴を終えてベッドに戻ってくると一匹の猫が待っていた。


「エルフの女王と勇者の第2子にして長男リンネ。

我らは(しろ)王獅(おうじゃ)白銀針猫(バンニャースナッチ)

我はディエアグジッロ・ソメプダンンアース・キンマダワーコントハウザキギだ。」


 普通に長いし覚えられん。

この部屋にいる全部、こんなに長い固有名持ってんの?


『長いから覚えれないと思うよ』


「そうか?

ならデアロと呼んでくれていい。

皆もそう呼ぶ。」


『みんなデアロ呼ぶんかい。

ならデアロさん。

1つ良い?』


「なんだろうか?」


『白き王者なのに何で小汚い灰色なの?

あとちょっと臭い。』


「ぐがっ!?

一様水浴びはしているのだが、そんなに臭いだろうか!?」


『ぐがって!ぐかって~~~』


「そんなに笑わないでくれーー。

恥ずかしい。」


『ごめんごめん。

カッコいい感じからの落差で。

あと、うん臭い。

お風呂入って来たら?』


『臭っ!?

臭いのかーーー!』


 ショックを受けているデアロを余所に部屋にやって来たカイネとシュヴェルトが部屋沢山の猫ちゃんに大燥(おおはしゃ)ぎ。

毛だらけ、舞う毛・毛・毛!

みんなでお風呂となりましたとさ。

逃げようとして捕まったグレムリン達と、ついでにオマケで俺も入浴タイム!

うぅ~お風呂は疲れるんだよな。


 今日はいつものとは違い大浴場と言う所のようだ。

ホテルとかみたい。

露天風呂もあるぞ!!!!

家族用のようで俺が入ってたってか浮いて、洗われてた普段の所は赤ちゃん用の入浴室らしい。


 てな訳でバンニャースナッチ全匹はメイド達に洗われて真っ白りんの銀ピカピカんに!

最初は何をされるか困惑から怯えてたり逃げたりしたが1度、湯に浸かればアラ~極楽ぅ~と身を委ねて姉達(アネーズ)に泡まみれにされていた。

子供の笑い声と猫の声、あとパピコの犬の声。


 グレムリン親はミニ化できるようで、その見た目は、ほぼフクロウのようなカラス。

ぬるま湯と水を行き来して羽をツルツルにして大喜び。

グレムリンよ子供達は上着や靴も洗濯されて少し膨れっ面。

尻尾で捕まって逆さになったりして悪戯してたが泡が気に入ったのかシャボン玉を作って遊び、それに姉ーズが目を輝かせて泡を増産・参加してしまったから手が付けられなくなった。


「リンネ、ブクブクよ!

ブクブク!」


 アワアワじゃない?アワアワ。

ブクブクだと、お湯が沸くイメージが強い気がするけど。


「リンネ様~ブクブクです。

ブクブクってほら、プクプクあげますね。」


 まぁブクブクでもアワアワでもプクプクでもいっか!

泡の雪だるまから顔を出したり泡のプレゼントを俺にくれたりと、でもウンコみたいな形だったので気持ち的には、あんまり嬉しくなかった。

野良精霊は風でシャボン玉を飛ばして妖精がシャボン玉の中で走ったり手を振ってくるので、それが可笑しくて面白かったので笑っていたら姉ーズは勘違いしたのか大浴場中を泡だらけ泡のスライムみたいにしてしまい様子を見に来た母ミルフローラに叱られてしまう。


 最後はシャンプーハットをされて強制的にメイド達に全員で全身まで洗われてた。

のぼせてしまったとメイド達は心配してたが俺とハリネズミ達もプカプカとして優しく丁寧に綺麗にして貰ってからサッパリして冷たい水飲んでザ・風呂って感じが出来たので、ってアアア!!??

そこは牛乳かコーヒー牛乳は~飲めないからミルクで腰に当てて飲みたかった。

そのポーズも今はまだだった。


 自室に戻ると部屋は綺麗に掃除されていて多少の疲労の窺えるメイドプロのレーレが出迎えたので大変だったのだと手を上げてお疲れと言っておいた。

入浴で疲れたので寝ようかなと思っているとデアロと数匹がベッドに上がって来たので遊びたいのかなと思ってたが、どうやら違うらしい。


「リンネ、君の母とは話たのだが…………。

君にベッタリの赤ちゃんは我らの仔なのだ。」


「そうなのだぞ!

我の仔もおるぞ!」


「お前は黙っていなさいよ。

話が、ややこしくなるでしょう。」


「お前達は静かにしていてくれ。

それでだ、君のお腹で寝ている仔は我ら一族の家族なのだ。」


『えぇ!?

猫なのに?』


「猫なのにだ。」


「我らは猫とはなんぞ!!」


 言うと語尾が変なのが大きくなってデッカイ猫になる。

デアロが頭を、ひっぱたき元の大きさに戻ると怒られて照れていた。


「こっほん。

仔に有る、その針は身を守る(すべ)で成長するにつれて人で言う服のようになるんだ。」


『へ~~』


「さては分かって無いんだぞ」


「茶々を入れるな!

我らの仔は我らとして面倒を見たい。 

なのだが、どうやら我らの仔たちはリンネ、君の事を仲間や家族。

兄弟だと勘違いしているみたいなんだ」


『ほほう。ん??』


「要因の、一つに君の母足るエルフの女王も関係しているようなんだ」


『ミルフローラね!』


「そうミルフローラ様だね!」


「我らが仔を助ける際にエルフの女王と魔法を。

つまりは魔力を君とで流した事で我が仔にも君達と同じ魔力が流れ、そして生活をしたため匂いも覚えてしまったんだ。」


「毛繕いしても遅いのだぞ!」


「我らの匂いは先の入浴で、とっくに消えてしまっているから。

仔達も覚えていないでしょうしね」


 なんか分からんが…………そういう事情ならダメだとは言えないよな。


『オーケー!

親として当然の意見だしミルフローラが了解するなら良いと思うよ』


「それは有難い。」


「女王ミルフローラ様には昨夜の内に話が着いているわ。

後は君だけだったのよ」


 それからバンニャースナッチ達は4匹のどれがどの実の仔か誰の仔は分からずとも一族(かぞく)の絆で、みんな仲良く毛繕いや母乳と仔守りをするようで元の住処に戻ったり行き来しては城の住人になるのでした。


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